研究課題/領域番号 |
19H03148
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分42040:実験動物学関連
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
椎名 隆 東海大学, 医学部, 教授 (00317744)
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研究分担者 |
伊藤 靖 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90324566)
石垣 宏仁 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90432301)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | カニクイザル / 疾患モデル / MHC / 関節リウマチ / コラーゲン誘導関節炎 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、カニクイザルにおけるコラーゲン誘導関節炎 (CIA) 発症の分子機序を遺伝学的、免疫学的および病理学的手法を用いて解明した。その結果、これまで不明であったCIAと感受性を示す主要組織適合性複合体(MHC)アレルを同定したこと、その多型は関節リウマチの感受性HLAアレルの特徴とよく類似したこと、このアレルを有する個体は、Ⅱ型コラーゲンに特異的なTh1型のIgG1抗体を多く産生し、CIAの炎症をより強く誘導することが示唆された。
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自由記述の分野 |
免疫遺伝学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題により長年に渡り不明であったCIAと感受性を示すMHC多型が同定され、関節リウマチと類似した遺伝学および免疫学特徴が見出された点に学術的意義があり、他のHLA関連疾患モデルの作出のための貴重な基礎的データを取得できたと考えられる。このMHC多型に基づくCIAモデルの作出から、個体数削減と再現性を重視した非臨床試験への展開、関節リウマチの治療法開発に関する斬新なシーズの創生等が将来的に期待される。
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