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2022 年度 研究成果報告書

イネの環境応答統合メカニズムにおける節の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03250
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

山地 直樹  岡山大学, 資源植物科学研究所, 准教授 (00444646)

研究分担者 三谷 奈見季  岡山大学, 資源植物科学研究所, 准教授 (40581020)
横正 健剛  岡山大学, 資源植物科学研究所, 准教授 (50790622)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード節 / イネ / 環境応答 / 応答調節
研究成果の概要

イネを対象に、環境応答を統合する節の役割を解明するため、種々のストレス条件下における節のトランスクリプトーム解析等を行い、節において特に顕著に発現し、転写調節因子、受容体、ペプチドホルモンなどをコードする機能未知遺伝子を選定した。遺伝子破壊株等を用いた機能解析の結果、カリウム/カルシウムなどの転流に複合的に影響する輸送体、栄養条件によってスプライシングパターンが変化する転写調節因子等を見出した。なかでも節に高発現するSSS(Shoot Silicon Signal)は、ケイ素に対する顕著な発現応答を示し、タンパク質が根に移行して根のケイ酸吸収を調節していることを明らかにした。

自由記述の分野

植物分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

イネ科植物の節は栄養素分配の集約的な機能を担い、茎、葉、腋芽、根の結節点として成長の可塑性を生み出す要でもある。さらに情報分子の主要な伝達経路として、情報に対する応答や新たな情報の発信、変換、転送などを担う情報処理ネットワークにおけるNodeでもあると予想される。植物の節の情報処理に着目した研究はこれまでに無く、本研究により節の情報処理を担う分子実体のいくつかを見出すことができた。本研究のさらなる発展は、イネ科作物の生産性やストレス耐性の改善にもつながる。

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公開日: 2024-01-30  

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