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2023 年度 研究成果報告書

マルチタスクを支える前頭葉と皮質下の連携機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03337
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分46030:神経機能学関連
研究機関東北大学

研究代表者

虫明 元  東北大学, 医学系研究科, 教授 (80219849)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードマルチタスク
研究成果の概要

脳がマルチタスクをに対処できるための前頭葉と関連分野の働きを解明する。課題を数種類サルに学習さて、その後、それぞれの条件で課題を行わせた。実行中に細胞活動、局所電場電位を記録した。マルチタスクに対して、2つの方略で符号化する細胞が見出された。一つは、一つの細胞が表現する情報を、課題進行とともに変化させ、一人何役もこなす、動的な情報表現をする符号化であった。もう一つは、課題条件が異なると、文脈ごとに選択的に参加する細胞群が異なる反応を示した。マルチタスクでは、複数の振動間の位相同期が重要で振動レベルで広域的に領域間を結びつけ、位相同期で参加する細胞を選択することが示唆された。

自由記述の分野

神経生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マルチタスクは、細胞が一人多役を時間的に情報変化しながら対応している場合と、それぞれのタスクに特異的に活動する細胞を準備して行う場合がわかった。また振動により、多数の領域が位相同期することで、参加細胞を選択する機構も判明してきた。マルチタスクには、2つの方法はトレードオフがあると考えられる。日常生活にもしばしば起こる。このマルチタスクを支えるの神経機構を理解することはマルチタスクができない認知的な障害がある人の理解やリハビリに示唆を与えると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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