電位依存性H+チャネル(Hvチャネル)は貪食細胞に存在し、外部環境のpHや膜電位に応じて活性を制御します。Hvチャネルのセンサー機構の仕組みを詳しく知るために実験を行いました。細胞内外のpHをコントロールした電気生理学的機能解析や電位センサーの電荷の移動を電気生理学的に測定する解析により、Hvチャネルは細胞内外のpH勾配と膜電位勾配を感知する能力を持っており、その機構は、絶対的pH感知機能が膜電位センサー機能(電位センサーの動き)に影響を与えることで、pH勾配を感知する機能が発揮されることを明らかにしました。
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