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2022 年度 研究成果報告書

連関する全臓器の恒常性変化を可視化する技術を利用した認知症の超早期診断法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03561
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2020-2022)
京都大学 (2019)

研究代表者

山本 正道  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 特任部長 (70423150)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードアデノシン三リン酸 / エネルギー代謝 / イメージング
研究成果の概要

生体内のATP動態を可視化する技術を用いて、連関する臓器の関係を明らかにし、認知症の早期診断に応用する取り組みが行われました。この技術により、細胞レベルから臓器レベルまでのATP量を計測することが可能になりました。この技術を用いた研究により、本来は腎臓に作用するSGLT2阻害薬が心臓のミトコンドリア機能改善に関与することが発見されました。さらに、認知症モデルマウスの実験により、脳の海馬の錐体細胞でATP量の低下が認知行動異常の3ヶ月前に生じることが明らかになりました。

自由記述の分野

代謝イメージング

研究成果の学術的意義や社会的意義

生体内のATP動態を可視化する技術の開発により、細胞質とミトコンドリアのエネルギー代謝をマウスモデルでイメージングすることが可能になりました。SGLT2阻害薬(エンパグリフロジン)が心臓のミトコンドリア機能を改善することを発見し、その適応拡大やメカニズムの解明に重要な意味があります。さらに、認知症モデルマウスで早期の異常が起こる領域と時期を特定することができ、ヒト臨床試験への応用にも期待があります。これらの研究結果を通じて、臨床応用に向けた整備が進み、学術的・社会的に重要な成果となる可能性があります。

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公開日: 2024-01-30  

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