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2022 年度 研究成果報告書

細胞膜・血液脳関門通過型Aβオリゴマーマイクロ抗体による新規PET画像診断の創出

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03566
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関大分大学

研究代表者

松原 悦朗  大分大学, 医学部, 教授 (70219468)

研究分担者 佐々木 崇了  岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (10461253)
藪内 健一  大分大学, 医学部, 助教 (10763807)
松浦 栄次  岡山大学, 中性子医療研究センター, 教授 (20181688)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードAβオリゴマー / 画像バイオマーカー / PETイメージング
研究成果の概要

Aβオリゴマーフルボディー抗体でのPET画像診断を達成するため、放射性同位体ジルコニウム-89(89Zr)標識抗体でAPP-KIマウスにおける脳への集積の検証を行った。脳への抗体集積は、Zr標識抗Aβオリゴマー抗体を投与した対照マウスおよびコントロール抗体を投与した同一月齢のアルツハイマー病モデルマウスと比べ有意に高かったが、脳移行性は0.05~0.1%とこれまでの報告と同等であった。一方、Zr標識フラグメント抗体での抗体血液脳関門(BBB)通過能は1%前後と10-20倍の移行が達成されたが、脳実質内を移行しうる可溶性AβオリゴマーのPET画像可視化には至らなかった。

自由記述の分野

脳神経内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アルツハイマー病の疾患修飾薬であるレカネマブがFDAで迅速承認され、その適切使用を可能とする診断法、さらにより早期の診断治療法開発が世界中から切望されている。研究代表者らはより早期段階を標的とした先制医療薬開発を進め、その適応症例を選択する診断方法を本研究で進めてきた。この取り組みはアルツハイマー病の未来診断医療体制構築に不可欠で大きな学術的・社会的意義を有している。

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公開日: 2024-01-30  

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