研究課題/領域番号 |
19H03606
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 (2021-2023) 大阪薬科大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
天滿 敬 大阪医科薬科大学, 薬学部, 教授 (90378787)
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研究分担者 |
近藤 直哉 大阪医科薬科大学, 薬学部, 助教 (80756172)
藤森 功 大阪医科薬科大学, 薬学部, 教授 (70425453)
秋澤 宏行 昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (90311795)
尾江 悟 昭和薬科大学, 薬学部, 助教 (90756107)
平田 雅彦 大阪医科薬科大学, 薬学部, 講師 (00268301)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 放射性医薬品 / がん微小環境 / 内用放射線療法 |
研究成果の概要 |
最近がん治療分野において注目を集めるCAR-T治療の固形がんへの適用を可能とすることを目指し、がん細胞周囲に存在するがん関連脂肪細胞(CAA)やがん関連マクロファージ(TAM)を標的とする内用放射線治療用薬剤開発に取り組んだ。具体的な標的分子として、CAAには脂肪細胞型脂肪酸結合タンパク質、TAMにはマトリクスメタロプロテアーゼ12、p38α、シグナル伝達兼転写活性化因子3を選択し、いずれも低分子化合物を母核とする放射性ハロゲン標識プローブを開発した。治療効果の実証には至らなかったがイメージングプローブとしての有効性を示すことに成功した。
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自由記述の分野 |
放射性薬品化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したがん微小環境を標的とする新規プローブ群の内用放射線治療への展開が可能となれば、CAR-T治療だけでなくがん細胞を対象とする他の治療法との組み合わせにより、がん治療成績の向上が期待できる。また開発した新規プローブ群の核医学診断への展開が可能となれば、疾患の早期診断や適切な治療法選択への貢献も期待できる。
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