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2021 年度 研究成果報告書

メカノエイジングによる心不全発症機序解明と治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03648
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

眞鍋 一郎  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70359628)

研究分担者 藤生 克仁  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (30422306)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードメカノバイオロジー / メカニカルストレス / 心不全 / マクロファージ / 線維芽細胞 / 心筋細胞 / 老化 / 慢性炎症
研究成果の概要

心不全患者はパンデミックと捉えられるほど急増している。特に線維化等による心臓組織の改変が高齢者心不全には重要であり、新たな観点からの心不全分子機序の解明と治療法の開発が喫緊の課題となっている。我々は、機械的なストレス(メカニカルストレス)と加齢(エイジング)への応答機構が様々なレベルで連結していると考えた。メカニカルストレスとエイジング応答の連鎖による心機能障害を「メカノエイジング」と捉え、新しい心不全発症機序を明らかにすることを目的として研究を進めた。その結果、メカニカルトレスとエイジングに共通する心臓組織マクロファージの変化や、その変化によって心臓恒常性を変調させるメディエータを同定した。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の心不全の研究は主に心筋細胞に着目していたが、急増している高齢者の心不全では心臓組織のリモデリングが特徴であり、心筋細胞に加えて、線維芽細胞や内皮細胞、マクロファージを始めとする免疫細胞の相互作用によって形成されると考えられる。本研究では、メカニカルストレスと加齢で共通してみられる心臓の変化について、特に細胞間のコミュニケーションに着目して検討を進めた。その結果、心臓組織マクロファージの変化を見いだし、心臓恒常性の変調をもたらす可能性が高いマクロファージ由来のメディエータを同定した。マクロファージの変化や同定した分子の解析を進めることによって、新たな診断治療標的を同定できると考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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