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2021 年度 研究成果報告書

糖尿病性腎症における糖鎖異常とその病態的意義

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03675
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53040:腎臓内科学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

和田 淳  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (30294408)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード糖尿病性腎症 / 尿レクチンアレイ / 網羅的糖鎖プロファイル / C型レクチン受容体
研究成果の概要

特異性の異なる45種類のレクチンを用いた尿レクチンアレイ解析に成功した。さらに2型糖尿病患者680例の4年間のコホート研究でベースラインのSNA, ABA, Jacalin, ACA, RCA120への結合シグナル高値が4年後のeGFR 30%低下の危険因子であることを報告した。レクチン組織化学による検討によりこれらのレクチンが認識するT-antigen, Tn-antigen, sialyl-T, sialyl-Tn, Core 3など、糖尿病性腎症で尿中に排泄が増加するO-グリコシル化の初期段階の異常糖鎖が近位尿細管に発現することが判明した。

自由記述の分野

腎臓病学、糖尿病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病性腎症において近位尿細管細胞に発現するTn-antigenやsialyl-Tnと、マクロファージ上に存在しそれらの糖鎖構造を認識するC型レクチン受容体の相互作用が進展に関与している可能性を示した。今後の糖尿病性腎症の診断や治療の開発への研究の展開が期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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