研究成果の概要 |
特異性の異なる45種類のレクチンを用いた尿レクチンアレイ解析に成功した。さらに2型糖尿病患者680例の4年間のコホート研究でベースラインのSNA, ABA, Jacalin, ACA, RCA120への結合シグナル高値が4年後のeGFR 30%低下の危険因子であることを報告した。レクチン組織化学による検討によりこれらのレクチンが認識するT-antigen, Tn-antigen, sialyl-T, sialyl-Tn, Core 3など、糖尿病性腎症で尿中に排泄が増加するO-グリコシル化の初期段階の異常糖鎖が近位尿細管に発現することが判明した。
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