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2021 年度 研究成果報告書

腹膜中皮との相互作用による卵巣がんの悪性化・腹膜播種・進展機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19H03797
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

吉川 史隆  名古屋大学, 医学系研究科, 招へい教員 (40224985)

研究分担者 梶山 広明  名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (00345886)
横井 暁  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (30737135)
芳川 修久  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (60804747)
鈴木 史朗  愛知県がんセンター(研究所), 婦人科部, 部長 (20612758)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード卵巣癌 / がん微小環境 / 細胞間相互作用
研究成果の概要

本研究では、卵巣がんの新たな治療標的の探索を目指し、卵巣がん微小環境における細胞間相互作用に着目し、新たな疾患メカニズムを提唱することを目的とした。3年間の研究期間を通して、極めて多角的に難治性卵巣がんの悪性化機構の解明を行った。メタボローム解析やsmall RNAシーケンス、ビタミンによる治療効果や、脂肪組織との関連性など、どの成果も、これまで全くわかっていなかった最新の知見である。中皮細胞を介した機能は現在も検討中であり多角的にかつ同時進行で解析を行っている。本研究助成は最終年度になるが、今後も継続して卵巣癌微小環境における機能を明らかにし、迅速に診断・治療等の臨床応用へと展開させる。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣がんは、婦人科悪性腫瘍の中で最も予後不良ながん種であり、罹患率・死亡率ともに上昇の一途を辿っている。卵巣がん細胞は極めて腹膜播種を起こしやすく、診断時多くの症例で腹膜播種を伴っており、重要な予後因子の一つとなっている。また、腹膜播種に対する有効な治療法は現在も確立されているとはいえず、腹膜播種巣での分子生理機構もほとんど明らかにされていない。本研究はこうした卵巣がんの課題に対して、解決の糸口となり得る知見と考えている。

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公開日: 2023-01-30  

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