研究課題/領域番号 |
19H03862
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
久保庭 雅恵 大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (00303983)
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研究分担者 |
野崎 一徳 大阪大学, 歯学部附属病院, 准教授 (40379110)
竹内 洋輝 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (40572186)
玉川 裕夫 大阪大学, 歯学研究科, 招へい教員 (50127255)
天野 敦雄 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (50193024)
坂中 哲人 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (90815557)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | バイオマーカー / 糖尿病 / 唾液 / メタボローム / 血漿 |
研究成果の概要 |
本研究では、各種臨床指標、血液生化学検査結果、唾液および血漿メタボローム情報を収集し、それぞれの情報を単独、もしくは組み合わせて投入したネットワーク解析モデルを構築した。 その結果、唾液中のアロース・マンノースと1,5-AGが血漿中の同成分と共変動して2型糖尿病による高血糖を反映すること、また、唾液中の分岐鎖アミノ酸が脂質代謝異常を反映することが示された。
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自由記述の分野 |
予防歯科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生活の質( QOL )は侵されていないが検査値に異常がある未病の場合、その時点で、非可逆的な状態まで検査値の異常を進行させない( 疾病を発症させない )ための治療をしていく「 治未病 」( ちみびょう )の考え方が、今後より重要になることに疑いの余地はない。 今回得られた知見により、侵襲的な採血という方法を用いず、唾液を吐出するのみで血糖値が高精度に推測できる方法が確立されたことから、歯科の現場において定期検診に来院される患者を対象とした唾液検査を実施することで、未病段階の糖尿病の早期発見と内科の受診勧奨が可能となり、ひいては我が国の医療費抑制につながるものと考えられる。
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