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2022 年度 実績報告書

がん薬物療法を受ける高齢者の質の高い療養過程を支援する看護師育成プログラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 19H03935
研究機関愛知県立大学

研究代表者

片岡 純  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (70259307)

研究分担者 尾沼 奈緒美  愛知県立大学, 看護学部, 講師 (00295627)
吉田 彩  愛知県立大学, 看護学部, 助教 (10440249)
百瀬 由美子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20262735)
森本 悦子  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 教授 (60305670)
広瀬 会里  愛知県立大学, 看護学部, 准教授 (90269514)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードがん薬物療法 / 高齢者 / 看護師育成プログラム / QOL
研究実績の概要

本研究課題の目的は、がん薬物療法を受ける高齢がん患者の質の高い療養生活を支援する看護師の育成プログラムを開発することである。2021年に専門看護師ならびに認定看護師を対象としたデルファイ法を用いた質問紙調査で、看護師が獲得する必要がある看護実践能力15分類64項目について、重要性と難易度等を明らかにした。調査の結果、64項目すべての看護実践能力が育成プログラムによって獲得する必要があるというコンセンサスを得た。そのため、今年度は育成プログラムの構成内容等について検討を行った。
育成プログラムは、15のサブプログラムで構成することにした。サブプログラムは、【高齢者に多い併存疾患とがん薬物療法への影響の理解】【がん薬物療法の有害事象に影響する高齢者の身体的特徴の理解】など知識に関する内容と、【高齢者のがん薬物療法に関する意思決定支援】【高齢者のセルフケア能力のアセスメント】【がん薬物療法を受ける高齢者特有のリスクのアセスメント】など知識に基づく看護実践で構成することにした。また、サブプログラムは、①学修目標(獲得すべき看護実践能力)、②到達目標(看護実践能力を構成する具体的実践能力)、③学習内容として、看護実践能力獲得に必要な知識(講義)、看護実践能力獲得に必要な演習、学んだ内容を臨床実践の中で展開する実習で組み立てることとした。今後は、サブプログラムに含む具体的な学習内容について検討する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

申請当初の計画では、育成プログラムを作成し臨床施行するところまで含めていたが、①Covid-19による臨床の混乱が軽減するまでデルファイ法調査の実施を控えたこと、②デルファイ法ですべての看護実践能力が重要と評価されたことから、15種類のサブプログラムを作成する必要が生じ、教育内容の検討に時間がかかった。

今後の研究の推進方策

看護師育成プログラムを構成する15サブプログラムは、①学修目標(獲得すべき看護実践能力)、②到達目標(看護実践能力を構成する具体的実践能力)、③学習内容として、看護実践能力獲得に必要な知識(講義)、看護実践能力獲得に必要な演習、学んだ内容を臨床実践の中で展開する実習で組み立てることとしたことから、今後は、サブプログラムに含む具体的な学習内容について検討する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] がん薬物療法を受ける高齢者の質の高い療養過程を支援する看護師が獲得する必要がある看護実践能力2022

    • 著者名/発表者名
      片岡純、森本悦子 、近藤三由希 、吉田彩 、広瀬会里 、尾沼緒美 、百瀬由美子
    • 学会等名
      第36回日本がん看護学会学術集会
  • [学会発表] デルファイ法によるがん薬物療法を受ける高齢がん患者を支援するための看護実践能力の明確化2022

    • 著者名/発表者名
      片岡純、百瀬由美子、近藤三由希、吉田彩、広瀬会里、尾沼奈緒美、森本悦子
    • 学会等名
      第42回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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