• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

子ども虐待予防における『生きづらさ』を抱えた人への妊娠期からの支援手法の変革

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H03963
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

上野 昌江  関西医科大学, 看護学部, 教授 (70264827)

研究分担者 安本 理抄  大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 講師 (00733833)
海原 律子  関西医科大学, 看護学部, 助教 (50757440)
中原 洋子  関西医科大学, 看護学部, 助教 (60827997)
和泉 京子  武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (80285329)
大川 聡子  関西医科大学, 看護学部, 准教授 (90364033)
森本 明子  大阪公立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (90710377)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード子ども虐待予防 / 母子保健 / 妊娠期 / 世代間連鎖 / 保健師 / 生きづらさ
研究成果の概要

本研究の成果は2点ある。1つは妊娠期からハイリスクを見極める視点と出産後の育児の自信、育児不安、母性意識、自身の親子関係との関連を縦断的検討したことである。本研究の結果から妊娠中に心配・困りごとがある妊婦は出産後、うつや子どもへのネガティブな気持ち、育児への自信のなさ、育児不安を示しやすいことが考えられる。妊婦の『生きづらさ』についてこれらの項目を糸口とすることで関わりが難しい妊婦の支援につながる。
もう1点は『生きづらさ』を抱えた妊婦・親への支援方略を変革する研修プログラムの内容が明確になった点である。事例検討や、他職種とのパネルディスカッションを研修のなかに組み込んでいくことが必要である。

自由記述の分野

公衆衛生看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

児童虐待において心中以外の虐待死の7割強は3歳以下の乳幼児となっており、妊娠届出から始まる母子保健活動のさらなる充実が期待されている。妊娠期から『生きづらさ』をもつ人が出産後子どもの養育を適切にできるための保健師等専門職の支援方法の変革に向けて、本研究から見いだされた妊娠期の項目を糸口とすること、および研修により妊婦・親への理解が深まることで支援の方法が変革し、親との関係性の構築につながっていく。この支援が定着することにより虐待死の予防に貢献できると考える。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi