研究課題/領域番号 |
19H04008
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
村岡 功 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 名誉教授 (80112712)
|
研究分担者 |
岡 浩一朗 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00318817)
澤田 亨 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 教授 (00642290)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | スポーツ科学 / メカニズム / 疫学 / 横断研究 / 健康寿命 / 座位行動 / コホート研究 / 因果推論 |
研究成果の概要 |
低い全身持久力と筋力・内臓脂肪・下腿周の組み合わせが糖尿病と関係することや全身持久力や最大歩行速度が変形性膝関節症や生活習慣病と関係することを明らかにした。また、潜水徐脈と生活習慣病の関係を明らかにしたりコーヒー摂取量がサルコペニアの予防因子となる可能性を確認した。加えてSMMIとFFMIの関係を明らかにし、サルコペニアのスクリーニング指標としてのSMMIの有用性を明らかにした。また、遺伝子解析によって、中高齢者の安静時酸化ストレスを規定する因子を特定するとともに、DNAメチル化に基づく年齢推定法と心肺体力の関係を明らかにするなど遺伝子を考慮した解析の必要性に関する研究成果を公表した。
|
自由記述の分野 |
運動生理学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会の日本において健康寿命の延伸は社会存続のための重要な課題である。現在、身体活動不足や座りすぎなどの健康寿命の延伸を阻害するリスク因子が数多く報告されているがそれぞれの研究が報告しているリスク因子はさまざまであり、それぞれのリスク因子の影響度や、その背後に存在しているメカニズムについて不明な点が多い。健康寿命を延伸させるためのエビデンスに基づいた健康政策を立案するためには、健康寿命の延伸を阻害する影響力のあるリスク因子や、組み合わせたリスク因子の影響、個々のリスク因子が影響を与える年代や性別を明らかにすることが課題であり、本研究はこの課題にたいしていくつかのエビデンスを提供した。
|