研究課題/領域番号 |
19H04048
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
渡邉 幹夫 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50294088)
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研究分担者 |
竹中 要一 関西大学, 総合情報学部, 教授 (00324830)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | エピゲノム / 双生児 / アディポネクチン / 臨床検査 / 環境要因 / 遺伝要因 / 脂質代謝 |
研究成果の概要 |
疾患には遺伝要因と環境要因が存在するが、一般的にはそれぞれの要因が相互に関与しているため、遺伝要因・環境要因単独での影響を評価することは困難である。遺伝要因が同一である一卵性双生児を対象とすると、環境要因のみの影響を厳密に評価できることから、本研究では一卵性双生児の生活習慣病に関与する因子として、脂質代謝の制御に重要なアディポネクチンなどの臨床検査値を解析した。 その結果、特定の遺伝的な背景をもつ双生児でのみ環境要因であるエピゲノム要因の影響がみられることがわかり、疾患の発症予測や治療に有用な成果が得られた。
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自由記述の分野 |
臨床検査学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疾患に関与する環境要因の解明は、疾患の予防、予後予測、治療に非常に有益である。しかも、特定の遺伝背景における環境要因の影響を解析することは、個別化医療(個別化診断、治療)のために必須である。本研究では一卵性双生児を用いることでこれらの解析を可能としたものであり、生活習慣病の発症、予後、治療過程で、環境要因がその個体に及ぼす影響をエピゲノムレベルで評価でき、その後の治療方針等の決定に応用できることとなり、学術的のみならず臨床現場で応用できる成果と言える。
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