• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

老化の防止に挑む運動の理論的基盤の構築とその応用による運動模倣薬の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19H04050
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

森山 英樹  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (10438111)

研究分担者 小澤 淳也  広島国際大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (00435059)
新倉 隆宏  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (40448171)
前島 洋  北海道大学, 保健科学研究院, 教授 (60314746)
古和 久朋  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (60396728)
秋末 敏宏  神戸大学, 保健学研究科, 教授 (90379363)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード老化 / 運動 / 運動模倣薬
研究成果の概要

本研究では、運動の分子機序を解明するとともに、その分子機序に基づいた新しい運動模倣薬を開発することを目的とした。マルチオミクス解析により、有酸素運動および筋力増強運動後に生じる骨格筋での遺伝子発現、DNAメチル化、リン酸化タンパク質の変化を明らかにした。これらの網羅的解析の結果をもとに、化合物データベースConnectivity Mapを活用し、運動後に生じるすべての分子応答を模倣できる化合物を探索した。その結果、運動能力の向上や廃用症候群および変形性関節症の改善といった運動と同様の効能をもつ新たな運動模倣薬を同定することに成功した。

自由記述の分野

栄養学および健康科学、リハビリテーション科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて明らかになった運動後の多階層にまたがる分子レベルの変化は、運動を行う際の拠り所となる理論的基盤となり得る。運動は費用対効果にも優れることから、理論的基盤に基づく、より効果的な運動を実践できるようになれば、高い経済的な波及効果も期待できる。本研究で新たに見出した運動模倣薬は、既報の運動模倣薬とは一線を画し、運動の分子機序に基づいた全身への多様な効能を模倣できる薬物であり、運動ができない高齢者でも運動の恩恵を受けられる真の運動模倣薬となる可能性を秘めている。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi