研究課題/領域番号 |
19H04199
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
菊池 吉晃 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 客員教授 (50134739)
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研究分担者 |
則内 まどか 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 客員研究員 (20571897)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | fMRI / 脳イメージング |
研究成果の概要 |
健常な成人がセルフタッチをおこなった時の脳活動計測・解析をおこなった結果、セルフタッチによって、吻側帯状皮質(rACC)と扁桃体との協関的な神経活動が誘発され、それによって左右の二次体性感覚野(SII)や吻側延髄腹内側部(RVM: rostral ventromedial medulla)の神経活動がコントロールされるという事実を認めた。また、左右のSIIのコヒーレントな神経活動によって、rACCやRVMそして側頭・頭頂接続領域(TPJ: temporo-parietal junction)の神経活動がコントロールされる事実も認めた。
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自由記述の分野 |
脳科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
fMRIを用い健常な成人がセルフタッチをおこなった時の脳活動計測・解析をおこなった。その結果、セルフタッチによって、吻側帯状皮質と扁桃体との協関的な神経活動が誘発され、それによって左右の二次体性感覚野や吻側延髄腹内側部の神経活動がコントロールされるという事実を認めた。また、左右のSIIのコヒーレントな神経活動によって、rACCやRVMそして側頭・頭頂接続領域の神経活動がコントロールされる事実も認めた。これらの結果から、セルフタッチは交感神経系の活性化をも抑制する可能性が示唆されたことから、胎児から大人に至るまで広く認められるセルフタッチの根源的で適応的な機能とその神経機構が明らかにされた。
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