研究課題
2021度は、コロナ感染症が収束せず海外渡航ができなかったため(現地調査は2022年度に実施)、文献・ネットワークを利用して情報収集に努め、各自のテーマの絞り込みとその分析を進めた。研究会はZoomで計7回開催し、毎回2時間半~4時間の議論を行った。その成果は論文等に加えて、学会発表・一般向けの講演などを通して積極的に発表した。日本ラテンアメリカ学会での「プライド・パレード」に関するパネル・ディスカッションは2021度前半のメインとなる発表であった。また他の研究プロジェクトとの交流にも努め、研究書『東南アジアと「LGBT」の政治』(明石書店2021年)の4名の編者との議論は、地域間、地域内の比較研究の可能性についての貴重な意見交換の場となった。さらに「国際人権レジーム」研究会(同志社大学)とも意見交換の機会を得た。その他JETROアジア経済研究所の夏期講座、メキシコ大使館主催講演会やPodcast、ラテンアメリカ協会のブックトークなどで、一般向けにもラテンアメリカのLGBTQの権利の法制化と同コミュニティを取り巻く社会の現状を紹介し、日本社会への提言を行った。新型コロナ感染を事由として次年度への予算繰越しが承認されたため、2022年度末まで研究を継続し、2021年度に予定していた海外調査を2022年度後半に実施した【本科研費用での調査:コスタリカ(尾尻希和)、メキシコ北部地域(上村淳志:研究協力者)、他の科研費との併用による調査:メキシコ(松久玲子)、渡部奈々(アルゼンチン)、磯田沙織(ペルー)】。また本研究の総括として、共通の比較項目(法律・制度、政治、宗教、市民運動)および各章で取り上げる個別テーマ等について議論し、研究終了後の出版に向けての準備を進めた。
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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現代宗教2023(国際宗教研究所)
巻: 番号なし 特集号 ページ: 171-191
イベロアメリカ研究(上智大学)
巻: 43巻1号 ページ: 1-15
世界
巻: 962 ページ: 131-138
国際問題(日本国際問題研究所)
巻: 708 ページ: 42-51
Inter Faculty (Tsukuba University)
巻: 11 ページ: 19-44
10.15068/0002003286
マテシス・ウニウェルサルス(獨協大学)
巻: 23巻1号 ページ: 97-118