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2022 年度 研究成果報告書

記憶と注意に関わるヒト脳内リズムの分析

研究課題

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研究課題/領域番号 19H04430
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90030:認知科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

野口 泰基  神戸大学, 人文学研究科, 准教授 (90546582)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード認知科学
研究成果の概要

記憶と注意、特にワーキングメモリに着目し、健常人を対象としてその神経基盤を調べた。その結果、アルファ・ベータ波と呼ばれる 8- 30 Hz の神経律動信号が、視覚性ワーキングメモリの保持に深く関わることが分かった。具体的には、ワーキングメモリ内に保持する情報量や鮮明度に応じて、その律動リズム(振動の速さ)が変化することが分かった。また同じ帯域の律動信号は、言語性ワーキングメモリの保持にも関わることを発見した。

自由記述の分野

認知神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来はサルなどを対象に神経律動信号の振幅とワーキングメモリの関係を示した研究が多かった。対して、本研究はヒトを対象として律動信号の速さとワーキングメモリの関係を示した。またワーキングメモリは、会話・読書・計算など日常の様々な場面で用いられる重要な能力である。本研究はその神経基盤を明らかにすることで、将来的に考えられる様々な社会応用(記憶力の向上トレーニングやアンチエイジング療法など)への足掛かりを築いた。

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公開日: 2024-01-30  

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