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2021 年度 研究成果報告書

中出力超音波照射による生物の発生と成長への影響とその安全性評価

研究課題

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研究課題/領域番号 19H04498
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90140:医療技術評価学関連
研究機関同志社大学

研究代表者

秋山 いわき  同志社大学, 生命医科学部, 教授 (80192912)

研究分担者 市川 寛  同志社大学, 生命医科学部, 教授 (60336732)
吉岡 正裕  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (60358322)
池川 雅哉  同志社大学, 生命医科学部, 教授 (60381943)
千葉 裕介  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究員 (40828183)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード超音波照射メダカ胚 / 超音波照射ラット / プロテオーム解析 / SWATH / MULTIS法 / 筋管細胞 / ウェスタンブロッティング / 2次元電気泳動
研究成果の概要

中出力超音波照射による生物の発生と成長への影響を検討するために,超音波照射メダカ胚のプロテオーム解析とラット超音波照射によるアプローチを行った.1つのメダカ胚にピンポイントで超音波を照射することのできる実験系の作成及び,照射によるタンパク質の総体の変化を解析する手法を考案した.二次元電気泳動法及び,SWATH解析を用いた結果から,超音波照射により影響を及ぼすタンパク質を見出した.超音波照射ラットによるアプローチでは,低強度の超音波を週に数回, 1分程度照射するだけで生体内の抗酸化力が向上する可能性が示唆された.超音波の強度を変化させることで直接筋細胞を増強できる可能性がある.

自由記述の分野

超音波医科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

メダカ胚1個におけるタンパク質のプロファイルの取得及び,超音波照射により影響を及ぼすタンパク質を見出し,安全な照射条件の定量的評価の目安となるバイオマーカーとなるタンパク質を報告した。SWATH-MS法では,メダカにおけるプロテオミクスは非常に少ないこともあり,貴重なプロファイルが得られた.今後寝たきりやリハビリ中の患者など激しい運動の出来ない方々に向けて新しい手段を提供出来る可能性がある.健康な方々に向けても抗酸化力の向上は様々な疾患の予防となることから,超音波は新たなデバイスとして社会の健康寿命増進にも一役担う事ができると考える.

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公開日: 2023-01-30  

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