地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成

2021 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 19H05457
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 奥村 弘 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (60185551)
• 研究分担者: 松下 正和 神戸大学, 地域連携推進室, 特命准教授 (70379329) ; 阿部 浩一 福島大学, 行政政策学類, 教授 (70599498) ; 天野 真志 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (60583317) ; 日高 真吾 国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 教授 (40270772) ; 後藤 真 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90507138) ; 佐藤 大介 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (50374872) ; 白井 哲哉 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70568211) ; 佐々木 和子 神戸大学, 人文学研究科, 学術研究員 (20437437) ; 今津 勝紀 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (20269971) ; 矢田 俊文 新潟大学, 人文社会科学系, フェロー (40200521) ; 胡 光 愛媛大学, 法文学部, 教授 (50612644) ; 三村 昌司 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 准教授 (40525929) ; 市澤 哲 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (30251862)
• 研究期間 (年度): 2019-04-23 – 2024-03-31
• キーワード: 地域歴史資料学 / 地域歴史文化 / 地域歴史資料データインフラ

研究実績の概要

2021年度は「中山間地での地域歴史文化創成の検討と中間総括」を方針とした。この方針に沿って、11月に地域歴史文化フォーラム愛媛「安政・昭和南海地震の新研究」を開催した。四国四県を対象に、地域における南海地震の記憶・記録の継承の歴史的なあり方について新たな事例が報告され、議論を行った。このフォーラムの成果は報告書を刊行し広く公開した。また、2020年度から延期した地域歴史文化フォーラム福島のフィールドワークを実施し、新たに開館した東日本大震災・原子力災害伝承館やとみおかアーカイブミュージアムや震災遺構等を巡見した。2020年度のフォーラムで共有された、原発事故を含む災害の歴史・記憶を地域の歴史に位置づけるという取り組みを、展示によって地域住民に対して広く公開することに関して関係者と議論を交わすことができた。震災資料に関しては、阪神・淡路大震災の震災報道資料の公開活用および現代史研究にかかる研究を進めた。
地域歴史資料データインフラkhirinCは、昨年度から引き続いて地域歴史資料情報のデジタル化を進めた。特に兵庫県内の自治体編纂にかかわる地域歴史資料のkhirinCへのデータ投入を準備し、データベースを整備した。地域住民による資料データインフラの利用にあたり、歴史資料目録データの作成や公開に関する研究を深めた。
2020年度から引き続き欧州委員会報告書”Innovation in Cultural Heritage Research“（文化遺産研究の革新）の和訳・検討を行ない、著者の一人であるガーボル・ションコイ氏とオンライン研究会を開催し、報告書の内容に関して議論した。各研究領域（A：地域歴史資料継承領域、B：地域歴史資料インフラ構築領域、C：災害文化を内包した地域社会形成史領域）では、それぞれ研究を進め、定期的に研究会を開催して研究成果を発表・共有することができた。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

地域歴史文化フォーラム愛媛では、災害史を包含した地域社会形成史の多様な事例が報告されたことに加え、災害を伝承する地域歴史資料の保全・活用に関する実践的研究の成果も報告された。深刻な危機となっている南海トラフ地震への対応に深く関わる地域歴史文化の創成に資することができた。地域歴史文化フォーラム福島のフィールドワークは、新型コロナウイルスの影響により昨年度から今年度に延期して実施することができた。
khirinCは資料情報データの充実化を進めるとともに、地域住民が地域歴史資料をより利用しやすくなるようにデータベース整備を行うことができた。また、khirinCにデータ投入するにあたってのデータ準備の方法・注意点等を整理することで、地域住民や自治体が主体となって行うことができる地域歴史資料のデータ化の方法まで検討・議論することができた。
2020年8月から延期して2021年8月開催予定であった第23回国際歴史学会議は再度延期（2022年8月開催予定）となり、今年度も報告が叶わなかったが、2021年度も引き続き国際学会等で研究成果の報告を行った。また、欧州委員会報告書”Innovation in Cultural Heritage Research“（文化遺産研究の革新）に関するオンライン研究会では、著者のガーボル・ションコイ氏と報告書の内容に関して議論したほか書面でも質疑を行い、和訳を改訂することができた。
新型コロナウイルス感染拡大の影響等により、アドバイザリーボード（海外研究者）の日本招聘は困難となったが、各研究領域が開催する研究会等に国内のアドバイザリーボードの出席を得たため、適宜助言を得ることができた。なお、中間総括のためには第23回国際歴史学会議での報告が不可欠であり、2022年度に地域歴史文化創成の中間的試案を提示する。

今後の研究の推進方策

今後は、2020年より延期となっている第23回国際歴史学会議（2022年8月開催予定）において報告し、地域歴史文化創成の中間的試案を提示する。これによって特に海外のアドバイザリーボードからの助言を得、新潟で行う地域歴史文化フォーラムの議論にも活かしていく。2021年度も新型コロナウイルス感染症が十分収束しなかったため、地域歴史文化フォーラム愛媛はオンライン・現地開催のハイブリッド開催となり、現地でのフィールドワークを実施することができなかった。2022年度に改めてフィールドワークを実施する。
2021年度も各研究領域で定期的に研究会を開催し研究成果を蓄積してきたが、各研究領域での新たな知見に加え、国際歴史学会議での報告を経て提示する地域歴史文化創成研究の枠組みを普遍化していくことが必要である。なお、各研究領域による研究会は今後も継続して開催し、研究成果を共有し知見を深めていく。
2020年度から継続して研究している欧州委員会報告書”Innovation in Cultural Heritage Research“（文化遺産研究の革新）に関しては、2021年度に和訳改訂版を作成できたことをふまえ、ガーボル・ションコイ氏とのオンライン研究会の成果も含めて広く公開する。
地域歴史資料データインフラは、今後もデータベース整備やデータ投入を継続し、実際に運用するためのさまざまな工夫について検討する必要がある。

研究成果

• [雑誌論文] コメント3 : 大災害時のイメージの共有と人のネットワークのあり方 (2022)
  • 著者名/発表者名: 奥村 弘
  • 雑誌名: 東海国立大学機構大学文書資料室紀要 巻: 30 ページ: 81～85
  • DOI: 10.18999/bultnh.30.81
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 阪神・淡路大震災と伊丹市立図書館 (2022)
  • 著者名/発表者名: 奥村弘、佐々木和子
  • 雑誌名: 地域研究いたみ 巻: 51 ページ: 68-82
• [雑誌論文] 『風土記』の荒ぶる神の鎮祭伝承と倭王権の地域編成 (2022)
  • 著者名/発表者名: 坂江渉
  • 雑誌名: ひょうご歴史研究室紀要 巻: 7 ページ: 40-67
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 『住吉大社神代記』にみる明石郡の神領記載 (2022)
  • 著者名/発表者名: 古市晃
  • 雑誌名: 明石の歴史 巻: 5 ページ: 1-11
• [雑誌論文] 1699年元禄台風と年代記―『谷合氏見聞録』― (2022)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文
  • 雑誌名: 災害・復興と資料 巻: 14 ページ: 58～67
  • 査読あり
• [雑誌論文] 明治初期における相馬付近・仙台平野南部の潟湖―「磐城岩代両国全図」― (2022)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文
  • 雑誌名: 災害・復興と資料 巻: 14 ページ: 115～123
  • 査読あり
• [雑誌論文] ふくしまでの災害対応と史料ネット (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 860 ページ: 76-85
• [雑誌論文] 3.11から10年のふくしまとこれから (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一
  • 雑誌名: 地方史研究 巻: 414 ページ: 79-86
• [雑誌論文] ふくしまの資料保全活動の10年を未来につなげる (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一
  • 雑誌名: 日本歴史学協会年報 巻: 37 ページ: 24-33
• [雑誌論文] とちぎ史料ネットをとりまくネットワークの現況 (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 雑誌名: 國學院大學栃木短期大学日本文化研究 巻: 6 ページ: 102-108
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 地域歴史文化の継承と「資料ネット」活動 (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 855 ページ: 74-82
• [雑誌論文] 生活知と専門知が交差するところ(第Ⅱ部 一級建築士 やまだのりこさん) (2021)
  • 著者名/発表者名: 市沢 哲
  • 雑誌名: Link : 地域・大学・文化 : 神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター年報 巻: 13 ページ: 48～51
  • DOI: 10.24546/81013394
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 「生命のいとなみ」を問う―リプライにかえて (2021)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 雑誌名: 歴史科学 巻: 247 ページ: 60-64
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 日本古代において「生存」を問う (2021)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 雑誌名: 宮城歴史科学研究 巻: 86・87合併号 ページ: 32-44
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 災害地の復興は、文化遺産の救出・復旧から始まる (2021)
  • 著者名/発表者名: 内田俊秀
  • 雑誌名: 中央公論 巻: 135-5 ページ: 154-161
• [雑誌論文] 2018年豪雨における愛媛県の資料保全活動 (2021)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 857 ページ: 88-95
  • 査読あり
• [雑誌論文] サンテレビ震災報道映像の公開（活動報告） (2021)
  • 著者名/発表者名: 佐々木 和子
  • 雑誌名: Link : 地域・大学・文化 : 神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター年報 巻: 13 ページ: 149～150
  • DOI: 10.24546/81013405
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 大阪府北部を震源とする地震で被災した国立民族学博物館の復旧活動－展示場・図書室を中心に (2021)
  • 著者名/発表者名: 日髙 真吾
  • 雑誌名: 日本写真学会誌 巻: 84 ページ: 96～103
  • DOI: 10.11454/photogrst.84.96
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 史料ネットによる水損写真資料の保全・応急処置－「思い出」をレスキューするために (2021)
  • 著者名/発表者名: 松下 正和
  • 雑誌名: 日本写真学会誌 巻: 84 ページ: 72～79
  • DOI: 10.11454/photogrst.84.72
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 2020年の歴史学会―解雇と展望 日本近現代二 政治― (2021)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 雑誌名: 史学雑誌 巻: 130-5 ページ: 149-151
• [雑誌論文] 小学校、はじまる (2021)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 雑誌名: 広報常陸大宮 巻: 201 ページ: 17-17
• [学会発表] コロナ禍が歴史資料を襲う／大洲古学堂の保存修復 (2022)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 学会等名: 全国史料ネット研究交流集会
• [学会発表] 災害の記憶継承に向けての新展開 (2022)
  • 著者名/発表者名: 奥村弘
  • 学会等名: MIRAI BOSAI 2022
• [学会発表] 神奈川資料ネットの意義と課題を考える (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 学会等名: 2021年度歴史文化資料保全首都圏大学協議会
  • 招待講演
• [学会発表] 日本近代史研究における民衆史研究 (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 学会等名: 第21回日韓民衆史共同ワークショップ
• [学会発表] 近世における因幡・伯耆の地震・台風・疫病 (2022)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文
  • 学会等名: 鳥取県災害アーカイブズシンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] ふくしま史料ネットの10年と資料保存 (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第43回大会 公開シンポジウム 「東日本大震災の文化財レスキューを振り返る」
• [学会発表] ふくしまの資料保全活動の10年を未来につなげる (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一
  • 学会等名: 第26回史料保存利用問題シンポジウム
• [学会発表] 地域の資料を護り、伝え、地域を知る ―資料保全の経験から― (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一
  • 学会等名: 本宮市文化財講座
• [学会発表] 地域資料の保存と継承をめぐる現在 (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 愛媛大学法文学部・愛媛資料ネット公開講演会
• [学会発表] 被災資料から見つめる亘理の歴史 (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 令和3年度郷土資料館町民講座
• [学会発表] 自然災害と歴史文化の救済、水濡れ被災資料レスキューの方法と考え方 (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 愛知県立大学公開講座「被災資料のレスキュー方法を実践的に学ぶ」
• [学会発表] 地域資料保存の現在地点ととちぎ歴史資料ネットワーク (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: とちぎ歴史資料ネットワーク設立記念シンポジウム
• [学会発表] 歴史文化資料の保存・継承に向けたネットワーク構築とデータ連携の展望 (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志・後藤真
  • 学会等名: 日本デジタル・ヒューマニティーズ学会第11 回年次シンポジウム（JADH2021）
• [学会発表] 地域資料のアーカイブ (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 第23 回図書館総合展フォーラム「地域資料と図書館アーカイブ」
• [学会発表] 資料保存の実務をめぐるコミュニケーション (2021)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 2021年度「地域歴史資料継承領域」第7回研究会
• [学会発表] 日本古代の疫病と地域社会 (2021)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 岡山大学文明動態学研究所キックオフ・シンポジウム「パンデミックと文明―感染症と向き合う過去から未来へ―」
• [学会発表] 日本史研究と地域史研究のはざま―生存の「関係・空間」の歴史学― (2021)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 第3回 RIDC マンスリー研究セミナー
• [学会発表] 資料の防災・被災資料の救出―予防から実践へ、岡山史料ネットの経験― (2021)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 富山県文書館
• [学会発表] 明治維新と松山の寺社 (2021)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 学会等名: 愛媛大学文系研究センター合同シンポジウム
• [学会発表] 戦災と震災を伝えるために―記録と記憶の往還の中で (2021)
  • 著者名/発表者名: 佐々木和子
  • 学会等名: 岡山シティミュージアム
  • 招待講演
• [学会発表] 被災史料・被災地と向き合い続けて考えたこと―宮城での活動の経験から― (2021)
  • 著者名/発表者名: 佐藤大介
  • 学会等名: 日本歴史学協会第26回史料保存利用問題シンポジウム
• [学会発表] Current Status of Rescue Activities for Historic Documents in Local Communities in Japan (2021)
  • 著者名/発表者名: Daisuke SATO
  • 学会等名: 2nd Memory of the World Global Policy Forum
  • 国際学会
• [学会発表] 能登半島地震で被災した明泉寺台燈籠の修復を通した地域文化の継承 (2021)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 国際研究集会「被災文化財を通した地域文化の継承モデル－博物館の視点から」
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 特別展「復興を支える地域の文化―3.11から10年」の概要と展示の狙い (2021)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 国際研究集会「被災文化財を通した地域文化の継承モデル－博物館の視点から」
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 復興を支える地域の文化－3.11から10年の概要 (2021)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 日本民具学会オンライン研究会
  • 招待講演
• [学会発表] 釜石市唐丹町「海嘯遭難記念之碑」の修復事例 (2021)
  • 著者名/発表者名: 和髙智美,日髙真吾,園田直子,橋本沙知,河村友佳子,末森薫,手塚新太
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第43回大会
• [学会発表] 災害からの復興に果たす地域文化の役割―東日本大震災からの10年を振り返る (2021)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 国際フォーラム「博物館の地域社会とのつながりと価値の創造：大渓木博館の社会的実践」
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 国家形成期における猪名と武庫 (2021)
  • 著者名/発表者名: 古市晃
  • 学会等名: 第15回東播・西摂研究会
• [学会発表] 水損紙資料に発生したカビのガンマ線照射による滅菌 (2021)
  • 著者名/発表者名: 松下正和・内田俊秀・藤田和久・古田雅一
  • 学会等名: 第43回文化財保存修復学会
• [学会発表] 水濡れ資料の保全から活用まで～一人ひとりでできること／みんなでできること～ (2021)
  • 著者名/発表者名: 松下正和
  • 学会等名: 東海歴史資料保全ネットワーク講演会
• [学会発表] 風水害から古文書を救う (2021)
  • 著者名/発表者名: 松下正和
  • 学会等名: 令和3年度第2回宍粟学講座
• [学会発表] 災害記念碑を活かした地域住民による自主防災活動について 日本史研究者が支援できること (2021)
  • 著者名/発表者名: 松下正和
  • 学会等名: 「レジリエンスの表象と文化」講演会
• [学会発表] 地域資料を生かしたコミュニティ活動の実践例について (2021)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 学会等名: 災害時に水損した紙資料の応急処置ワークショップ
• [学会発表] 近現代史部会共同研究報告批判―塩原報告を中心に (2021)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 学会等名: 日本史研究会2021年度大会 近現代史部会共同研究報告反省会
  • 招待講演
• [学会発表] 『日本近代社会形成史』の形成史 (2021)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 学会等名: 中央史学会近現代史部会
  • 招待講演
• [学会発表] 一軒当り死亡者数と災害―1742 年寛保台風と1891年濃尾地震― (2021)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文
  • 学会等名: 歴史地震史料研究会
• [学会発表] 前近代の地震・台風・疫病研究―史料と方法― (2021)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文
  • 学会等名: ぐんま史料ネット・地域遺産文化フォーラム
  • 招待講演
• [図書] 船橋観音堂と線刻三十三観音石仏 (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一監修
  • 総ページ数: 112
  • 出版者: 船橋観音堂と金谷川の和算継承会、民報印刷
• [図書] 金谷川の和算の昔と今とこれから (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一監修
  • 総ページ数: 192
  • 出版者: 船橋観音堂と金谷川の和算継承会、民報印刷
• [図書] 史料集：石黒織紀『膺懲稗史』 (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志編
  • 総ページ数: 255
  • 出版者: 蕃山房
• [図書] 地域歴史文化継承ガイドブック (2022)
  • 著者名/発表者名: 人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」、天野 真志、後藤 真
  • 総ページ数: 248
  • 出版者: 文学通信
  • ISBN: 9784909658722
• [図書] 小良ヶ浜誌、（担当範囲：近代の林業と縁故引戻地） (2022)
  • 著者名/発表者名: 富岡町教育委員会編、（分担執筆）天野真志
  • 総ページ数: 263
  • 出版者: 富岡町教育委員会
• [図書] シリーズ 地域の古代日本 東アジアと日本、（担当範囲：古代の災害） (2022)
  • 著者名/発表者名: 吉村武彦、川尻秋生、松木武彦、（分担執筆）今津勝紀
  • 総ページ数: 272
  • 出版者: ＫＡＤＯＫＡＷＡ
  • ISBN: 978-4047036963
• [図書] 石鎚黒茶製造技術調査報告書 (2022)
  • 著者名/発表者名: 胡光ほか
  • 総ページ数: 150
  • 出版者: 愛媛県西条市教育委員会
• [図書] 被災地図書館との震災資料の収集・公開に係る情報交換会報告書 (2022)
  • 著者名/発表者名: 奥村弘編
  • 総ページ数: 44
  • 出版者: 神戸大学大学院人文学研究科
• [図書] 空襲下の神戸―日々の記録から (2022)
  • 著者名/発表者名: 長志珠絵・佐々木和子編
  • 総ページ数: 114
  • 出版者: 神戸大学国際文化学研究科長志珠絵研究室
• [図書] 丸吉皆川家日誌 天保編 (2022)
  • 著者名/発表者名: 佐藤大介・青葉山古文書の会編著
  • 総ページ数: 482
  • 出版者: 東北大学災害科学国際研究所
• [図書] 仙台藩の洋式艦船開成丸の航跡 幕末の海防構想と実践の記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 佐藤大介・黒須潔・井上拓巳編著
  • 総ページ数: 211
  • 出版者: 東北大学災害科学国際研究所
• [図書] COVID‐19の下で、記録に向き合う 博物館、史料レスキュー活動と状況の記録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 佐藤大介・川内淳史編
  • 総ページ数: 101
  • 出版者: 東北大学災害科学国際研究所
• [図書] 阪神虎舞の誕生―被災地芸能の文化的脈絡の拡張 (2022)
  • 著者名/発表者名: 日高真吾, 橋本裕之, 中川眞編
  • 総ページ数: 128
  • 出版者: 大阪市立大学都市研究プラザ
• [図書] 「歴史総合」世界と日本 激変する地球人類の未来を読み解く、（担当範囲：身分制の廃止で社会はどう変わったのか） (2022)
  • 著者名/発表者名: 歴史学会編、（分担執筆）三村昌司
  • 総ページ数: 240
  • 出版者: 戎光祥出版
• [図書] 災害史研究とチラシ・ポスター・絵葉書の資料学 (2022)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文,田邊幹,中村元,田中洋史
  • 総ページ数: 54
  • 出版者: 新潟大学人文学部附置地域文化連携センター
• [図書] 新居浜市の歴史 (2021)
  • 著者名/発表者名: 胡光ほか
  • 総ページ数: 128
  • 出版者: 新居浜市総務部市史編さん室
• [図書] 『播磨国風土記』の古代史 (2021)
  • 著者名/発表者名: 坂江渉監修、兵庫県立歴史博物館ひょうご歴史研究室編
  • 総ページ数: 270
  • 出版者: 神戸新聞総合出版センター
• [図書] 地域文化から考える復興の姿 (2021)
  • 著者名/発表者名: 和髙智美/日髙真吾編
  • 総ページ数: 126
  • 出版者: 国立民族学博物館日髙真吾研究室
• [図書] 被災文化財を通した地域文化の継承モデルー博物館の視点から (2021)
  • 著者名/発表者名: 橋本沙知/日髙真吾編
  • 総ページ数: 136
  • 出版者: 国立民族学博物館日髙真吾研究室
• [図書] 地域文化を映し出す (2021)
  • 著者名/発表者名: 河村友佳子/日髙真吾編
  • 総ページ数: 118
  • 出版者: 国立民族学博物館日髙真吾研究室
• [図書] 倭国 古代国家への道 (2021)
  • 著者名/発表者名: 古市 晃
  • 総ページ数: 288
  • 出版者: 講談社
  • ISBN: 9784065257913
• [備考] 地域歴史文化の創成
  • URL: https://rhcr.info/