地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成

2022 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 19H05457
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 奥村 弘 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (60185551)
• 研究分担者: 松下 正和 神戸大学, 地域連携推進室, 特命准教授 (70379329) ; 阿部 浩一 福島大学, 行政政策学類, 教授 (70599498) ; 天野 真志 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (60583317) ; 日高 真吾 国立民族学博物館, 人類基礎理論研究部, 教授 (40270772) ; 市澤 哲 神戸大学, 人文学研究科, 教授 (30251862) ; 後藤 真 国立歴史民俗博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (90507138) ; 佐藤 大介 東北大学, 災害科学国際研究所, 准教授 (50374872) ; 白井 哲哉 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (70568211) ; 佐々木 和子 神戸大学, 人文学研究科, 学術研究員 (20437437) ; 今津 勝紀 岡山大学, 社会文化科学研究科, 教授 (20269971) ; 矢田 俊文 新潟大学, 人文社会科学系, フェロー (40200521) ; 胡 光 愛媛大学, 法文学部, 教授 (50612644) ; 三村 昌司 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 人文社会科学群, 准教授 (40525929)
• 研究期間 (年度): 2019-04-23 – 2024-03-31
• キーワード: 地域歴史資料学 / 地域歴史文化 / 地域歴史資料データインフラ

研究実績の概要

2022年度の年度方針は「中間総括を踏まえた都市域での地域歴史文化創成の研究枠組みの検討と国際的展開」である。研究の国際的展開に関しては、2022年8月にポズナニ（ポーランド）で開催された第23回国際歴史学会議のラウンドテーブルで報告”Rescuing and Preserving Historical Documents and Materials during and after Natural Disasters”を行った。地域歴史資料学・地域歴史資料保全の実践的研究の成果・課題について議論し、ELTEのガーボル・ションコイ氏、イエール大学のジョン・ダミコ氏ら海外研究者からも報告に対するコメントを得た。この報告は本研究の中間総括ともなっている。9月にはガーボル・ションコイ氏を神戸大学に招聘し、欧州の文化遺産政策に関する講演会を開催したほか、日本・欧州の地域歴史文化の保全・活用に関して座談会を設けた。
11月には地域歴史文化フォーラムを新潟で開催し、地域歴史資料の保全や大字誌編さんに関する活動事例の成果・課題について議論した。
2023年3月には国際研究集会「歴史資料継承の方法論と国際協力」を開催し、レバノンや台湾での取り組みを取り上げ、被災資料・震災資料の修復や保存活用のための国際連携の方法について議論を深めた。また、これまでの研究の国際的展開の成果として、ガーボル・ションコイ氏も執筆した” Innovation in Cultural Heritage Research -For an integrated European Research Policy”欧州委員会報告書を和訳・出版した。
また、各研究領域（A:地域歴史資料継承領域、B:地域歴史資料インフラ構築領域、C:災害文化を内包した地域社会形成史領域）による研究会も定期的に開催し、研究成果を広く発表した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2022年度は、年度方針である研究の国際的展開が大きく進展した。新型コロナウイルス感染症の影響により2020年度から延期されていた第23回国際歴史学会議では、本研究での地域歴史資料学に基づく地域歴史資料・震災資料の保全や活用、資料データベース構築に関して広く研究成果を発表して国際的な研究潮流に位置づけ、会議参加者と課題を共有することができた。さらに、国際会議で本研究報告のコメントを行ったションコイ・ガーボル氏を神戸大学に招聘し、文化遺産政策や地域歴史文化創成をめぐる実践的研究や、国際歴史学会議で明らかになった課題に関してより詳細に議論を深めることができた。2023年3月には、これらの研究成果をまとめ、2020年度から進めてきた欧州委員会報告書” Innovation in Cultural Heritage Research -For an integrated European Research Policy”を和訳し、『ヨーロッパ文化遺産研究の最前線』として出版することができた。
地域歴史文化フォーラムでは、地域歴史文化創成の実践を蓄積してきた新潟県長岡市の事例や、被災歴史資料の保存・修復で新たな取り組みを進めている長野市、資料調査や大字誌に関する群馬県の事例から、市民の主体的な参画を活動の基盤とした地域歴史文化創成のあり方を検討し、課題を明らかにすることができた。
以上の研究成果もふまえ、年度末には国際研究集会を開催し、災害時における地域資料・災害資料のレスキュー・保存修復や活用に際しての事例や課題、個人や博物館等による技術的・物的支援の国際連携のあり方から、地域歴史文化創成研究の枠組みについて普遍化をはかることができた。研究の国際的展開については新型コロナウイルス感染症の影響で当初計画よりも遅延していたが、今年度の研究活動によって遅れを大きく取り戻すことができた。

今後の研究の推進方策

2023年度は、本研究全体の研究成果を総括するため、神戸市において総括シンポジウムを行う。これまではA・B・Cの各研究領域で班別に研究を進めてきたため、各班の研究成果をまとめ、地域歴史文化創成研究の全体像を提示する必要がある。また、研究成果は日本国内だけでなく、国際的な歴史文化遺産等の継承・活用に関する研究の中に位置づけることで、その意義や成果・課題をより明確にする。
A・B・C各班では本研究開始以降定期的に研究会を開催し、多くの成果を発表・蓄積してきた。研究全体の総括、研究成果の公開に関しては、論文集や図書の刊行を計画しているが、地域住民をはじめとして、地域歴史文化創成の実践的研究・諸活動に資するため、オンライン上で広く公開することを目指す。地域歴史資料データインフラkhirinCも、本研究で進めてきた兵庫県三田市・同県福崎町の地域歴史資料データの公開およびデータ保存について検討を続け、市民一般のデータベース利用に供する必要がある。
本研究で重要な要素となる地域住民を主体とした地域歴史文化の継承に関しては、国際的にも日本と近しい課題に加え、各地域独自の先進的な取り組みが見られることが確認されている。そのため、各地域における実践を実見・調査して地域歴史文化創成研究に反映する必要がある。2023年度は、地域住民が参画して行う歴史文化の調査・展示において独自の取り組みを行っている、台湾の桃園市立大渓木芸生態博物館での実地調査を行うべく調整を進める。

研究成果

• [雑誌論文] コロナ禍の博物館ー国立民族学博物館の取り組み― (2023)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 雑誌名: 国立民族学博物館研究報告 巻: 47（4） ページ: 581～636
  • 査読あり
• [雑誌論文] 歴史・文化系のデジタルアーカイブとその広がり (2023)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 雑誌名: 全科教NEWS 巻: 53-2 ページ: 8～9
• [雑誌論文] COLUMN 紙資料の「データ解析」が持つ変革とコラボレーションの可能性 (2023)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 雑誌名: 渋谷綾子・天野真志編『古文書の科学』文学通信 巻: ― ページ: 224～228
• [雑誌論文] 社会の変容と諸藩 (2023)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 雑誌名: 東北大学日本史研究室編『東北史講義 【近世・近現代篇】』筑摩書房 巻: ― ページ: 49～64
• [雑誌論文] 古文書のデータ化と向きあう (2023)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 雑誌名: 人文情報学月報 巻: 139 ページ: 1～1
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 幕末期の政治変動と思想 (2023)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 875 ページ: 52～62
• [雑誌論文] 吉備の古代社会を考える―正倉院文書とシミュレーション (2023)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 雑誌名: 岡山の自然と文化 巻: 42 ページ: 169～190
• [雑誌論文] 岡山史料ネットについて (2023)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 雑誌名: 岡山の自然と文化 巻: 42 ページ: 191～193
• [雑誌論文] 「キビ・イズモ・ヤマト」 (2023)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 雑誌名: 島根県古代文化センター研究論集 巻: 30 ページ: 221～238
• [雑誌論文] 「国生み」神話と鳴門の渦潮 -淡路の海人の祭祀習俗- (2023)
  • 著者名/発表者名: 坂江渉
  • 雑誌名: 「鳴門の渦潮」調査研究プロジェクト実行委員会編『「鳴門の渦潮」と淡路島の文化遺産』(同実行委員会刊) 巻: ― ページ: 7～16
• [雑誌論文] 大規模災害の記憶の次世代への継承 : 阪神・淡路大震災が問いかけたもの (2023)
  • 著者名/発表者名: 奥村弘
  • 雑誌名: 学術の動向 巻: 28(3) ページ: 66～69
• [雑誌論文] 国家形成期における淡路と阿波 (2023)
  • 著者名/発表者名: 古市晃
  • 雑誌名: 「鳴門の渦潮」調査研究プロジェクト実行委員会編『「鳴門の渦潮」と淡路島の文化遺産 』「鳴門の渦潮」調査研究プロジェクト実行委員会 巻: ― ページ: 17～28
• [雑誌論文] 近世和田津新田と松葉流通に関する一考察 (2023)
  • 著者名/発表者名: 町田哲
  • 雑誌名: 阿波学会紀要 巻: 64 ページ: 139～149
  • 査読あり
• [雑誌論文] 金谷川地区に伝わる歴史資料 : 柔術の真之神道流と剣術の三上流関連資料の紹介 (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部 浩一
  • 雑誌名: 行政社会論集（福島大学） 巻: 35 (1-2) ページ: 166～148
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 自治体が地域の歴史資料を受け継ぐ意義とは (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 雑誌名: 都市問題 巻: 113(4) ページ: 38～45
• [雑誌論文] 紹介・人間文化研究機構「歴史文化資料保全の大学・共同利用機関ネットワーク事業」監修／天野真志・後藤真編著『地域歴史文化継承ガイドブック』 (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 872 ページ: 110
• [雑誌論文] 書評と紹介・飯塚一幸編『近代移行期の酒造業と地域社会―伊丹の酒造家小西家』 (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 雑誌名: 日本歴史 巻: 894 ページ: 94～95
• [雑誌論文] 2021年度日本史研究会大会報告批判 塩原報告を聞いて (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 雑誌名: 日本史研究 巻: 716 ページ: 71～75
• [雑誌論文] 津波の記憶を刻む文化遺産－寺社石碑データベースの今後の展望 (2022)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 雑誌名: 民博通信 巻: 2022年6号 ページ: 10～11
• [雑誌論文] 可搬型二酸化炭素殺虫処理 (2022)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 雑誌名: 国立民族学博物館調査報告 巻: 155 ページ: 281～294
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] デジタル歴史資料が導き出しうる「パブリック・ヒストリー」とは (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 雑誌名: 歴史学研究 巻: 1021 ページ: 45～49
• [雑誌論文] 自治体における歴史資料の保全と管理・継承の「いま」 (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 雑誌名: 都市問題 巻: 113-4 ページ: 46～53
• [雑誌論文] 人文学社会科学分野における学際的共同研究類型化の試み (2022)
  • 著者名/発表者名: 朝岡 誠, 大波 純一, 林 正治, 関野 樹, 後藤 真, 山地 一禎
  • 雑誌名: じんもんこん2022論文集 巻: 2022 ページ: 131～136
• [雑誌論文] 『日本人名辞典』からの歴史人物情報の抽出： Few-shot学習による古文の固有表現抽出の試み (2022)
  • 著者名/発表者名: 苑 広媛, 李 康穎, 後藤 真, 木村 文則, 前田 亮
  • 雑誌名: じんもんこん2022論文集 巻: 2022 ページ: 187～192
• [雑誌論文] 震災資料と震災展示―阪神・淡路大震災記念人と防災未来センターをめぐって― (2022)
  • 著者名/発表者名: 吉川圭太
  • 雑誌名: 歴史評論 巻: 865 ページ: 32～44
• [雑誌論文] 古代地域社会論の現状と課題 (2022)
  • 著者名/発表者名: 古市晃
  • 雑誌名: 歴史科学 巻: 250 ページ: 5~13
• [雑誌論文] 近世の札所と四国遍路―五番札所地蔵寺― (2022)
  • 著者名/発表者名: 町田哲
  • 雑誌名: 塚田孝編『新大系日本史８社会集団史』山川出版社 巻: ― ページ: 170-190
• [学会発表] 文化財レスキューをとりまく状況 (2023)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 埼玉県文化財保護協会令和4年度文化財レスキュー・防災研修会
  • 招待講演
• [学会発表] 博物館のデジタルトランスフォーメーション (2023)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 貨幣博物館 講演
• [学会発表] 総括シンポジウム (2023)
  • 著者名/発表者名: 佐藤宏之・松山真弓・籾木郁朗・山内利秋
  • 学会等名: 第9回全国史料ネット研究交流集会
• [学会発表] 西日本豪雨からの復興道半ば (2023)
  • 著者名/発表者名: 胡光・小泉柚乃
  • 学会等名: 第9回全国史料ネット研究交流集会
• [学会発表] 南海トラフ地震・火山噴火・水害－限られた資源でどう向き合っていくか (2023)
  • 著者名/発表者名: 井村隆介・川路祥隆・栗原ちひろ・松下正和氏
  • 学会等名: 第9回全国史料ネット研究交流集会
• [学会発表] 資料保存の現在地点とその考え方―災害対策の現況といくつかの展望― (2023)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 令和4年度千葉県史料保存活用連絡協議会研修会
• [学会発表] 人文系研究評価の「かたち」をどのように作るべきか (2023)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 人間文化研究機構研究力評価研究会
• [学会発表] COVID-19 デジタルアーカイブの「主体」 (2023)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 日本学術会議 史学委員会
• [学会発表] 産学官と地域で歴史・文化資料を守ることとは (2023)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 高岡市「国宝勝興寺の魅力と新たな発見に迫る」
• [学会発表] 人文学への情報技術応用の可能性 (2023)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 新潟大学ELSIセンター 開所記念シンポジウム
• [学会発表] 地域歴史資料の災害対策をめぐる国内的状況 (2023)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 歴史資料継承の方法論と国際協力
• [学会発表] 文献からみた6世紀の吉備 (2023)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 令和四年度史跡こうもり塚古墳シンポジウム「吉備最後の大型前方後円墳とその時代」
• [学会発表] 四国遍路と世界の巡礼 (2023)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 学会等名: 愛媛大学文系シンポジウム
• [学会発表] 地域歴史資料保全の取り組み－災害と人々の暮らし－ (2023)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 第１回特別展「津島から世界へ、世界から津島へ」第3回公開講座「文化財の保存と未来への活用」
• [学会発表] “Large Data infrastructure” khirin National Museum of Japanese History (2023)
  • 著者名/発表者名: Makoto Goto
  • 学会等名: AAS2023
  • 国際学会
• [学会発表] 古代吉備のカヤをめぐって (2023)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 第９期 造山古墳ボランティアガイド養成講座『吉備学への誘い』
• [学会発表] デジタルで情報を伝えることー伝達の手法を考え直す (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 総合地球環境学研究所 LINKAGEプロジェクト、生存基盤ユニット研究会
• [学会発表] 近世の焼畑をめぐる社会関係と生業―阿波国那賀郡木頭村を事例に― (2022)
  • 著者名/発表者名: 町田哲
  • 学会等名: 環境問題の社会史的研究班（京都大学人文科学研究所）
  • 招待講演
• [学会発表] 地域資料の保存と継承 (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 地域の歴史・文化再発見講座2022
• [学会発表] 世界の巡礼道の概要―四国遍路を中心に (2022)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 学会等名: 日欧シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] 人文系研究との協働の可能性について (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 自然科学研究機構 MIRAI-DXセミナー
• [学会発表] 被災紙資料の救済方法を学ぶ (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 山形文化遺産防災ネットワーク2022年度第1回研修会
• [学会発表] 人文学のデータはどのように使われうるのか？ (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: NIIオープンフォーラム
• [学会発表] 四国遍路と自転車をめぐる可能性 (2022)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 学会等名: 全国商工会議所観光振興大会
  • 招待講演
• [学会発表] 地域歴史資料を学術データとして「も」考える (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: ジャパンオープンサイエンスサミット2022
• [学会発表] 情報技術が歴史と文化を未来につなぐ－新たな文理融合の形－ (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: NISTEP「ナイスステップな研究者」受賞記念講演
• [学会発表] 文献学から見た古墳時代の吉備 (2022)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 令和4年度岡山県埋蔵文化財職員研修会
• [学会発表] 廃校を利用した被災文化財の収蔵施設の環境整備－宮城県気仙沼市旧月立中学校収蔵施設10年間の取り組みから (2022)
  • 著者名/発表者名: 橋本沙知/日髙真吾/園田直子/末森薫/河村友佳子/和髙智美
  • 学会等名: 文化財保存修復学会第44回大会
• [学会発表] 空き家と文化財－地域課題を展示する－ (2022)
  • 著者名/発表者名: 山内利秋, 甲斐麻里亜, 川邊咲子, 天野真志, 後藤真
  • 学会等名: 日本展示学会 第41回研究大会
• [学会発表] ふくしまの現場から振り返る11年 ―できたこと、できなかったこと― (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部 浩一
  • 学会等名: 2022年度三田史学会大会
• [学会発表] デジタルアーカイブで見る草木 (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: くらしの植物苑 講座
• [学会発表] 総合知のための人文学の可能性―デジタル・ヒューマニティーズとその展開を例に (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 科学技術イノベーション政策会議 木曜会合
• [学会発表] 資料保存から見つめる地域の歴史文化 (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 岐阜県博物館・博物館学芸講座/岐阜県博物館協会もの部会連携事業
• [学会発表] コメント (2022)
  • 著者名/発表者名: Makoto Goto
  • 学会等名: Digital Humanities 2022, プレイベント
  • 国際学会
• [学会発表] 新たな人文学の可能性を拓くデジタルヒューマニティーズー総合知への人文学の貢献の可能性 (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 科学技術政策懇談会
• [学会発表] 人間文化研究機構と国立歴史民俗博物館の研究データ共有 (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: Digital Humanities 2022 ワークショップ
• [学会発表] 秋田藩角館の変遷 (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 角館町割400年記念シンポジウム
  • 招待講演
• [学会発表] 四国遍路と食文化 (2022)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 学会等名: 四国遍路と世界の巡礼研究会
• [学会発表] ここまで変わった歴史資料デジタルアーカイブで見る世界 (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 歴博友の会講座
• [学会発表] 日本歴史文化知の構築と歴史文化オープンサイエンス研究のねらい (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 国立歴史民俗博物館共同研究「日本歴史文化知の構築と歴史文化オープンサイエンス研究」キックオフ研究会
• [学会発表] Rescuing and Preserving Historical Documents and Materials during and after Natural Disasters (2022)
  • 著者名/発表者名: 奥村弘
  • 学会等名: XXIII INTERNATIONAL CONGRESS OF HISTORICAL SCIENCES POZNAN 2020 / 2022
  • 国際学会
• [学会発表] Construction of historical database and digital humanities for large-scale natural disasters (2022)
  • 著者名/発表者名: Akihiro Kameda, Makoto Goto
  • 学会等名: XXIII INTERNATIONAL CONGRESS OF HISTORICAL SCIENCES POZNAN 2020 / 2022
  • 国際学会
• [学会発表] Recent Progress and Challenge in Historical and Cultural Material Preservation with Local Communities (2022)
  • 著者名/発表者名: Masashi AMANO, Sakiko KAWABE
  • 学会等名: XXIII INTERNATIONAL CONGRESS OF HISTORICAL SCIENCES POZNAN 2020 / 2022
  • 国際学会
• [学会発表] Disaster Material Theory: To Record Large-scale Disasters and Tell the Future as History (2022)
  • 著者名/発表者名: Kazuko Sasaki
  • 学会等名: XXIII INTERNATIONAL CONGRESS OF HISTORICAL SCIENCES POZNAN 2020 / 2022
  • 国際学会
• [学会発表] Responding to Inequality Caused by Modernization of Tokyo and Flood Control: A Case Study of the Family of Takao under the Meiji Regime of Japan (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 学会等名: 15th Conference of the European Association for Urban History
  • 国際学会
• [学会発表] New Online Research Resources at Rekihaku and Trends of "Digital Archives" in Japan (2022)
  • 著者名/発表者名: Makoto Goto
  • 学会等名: EAJRS2022
  • 国際学会
• [学会発表] 古代・中世の地震記録における日付の誤記について (2022)
  • 著者名/発表者名: 行谷佑一,矢田俊文
  • 学会等名: 歴史地震研究会
• [学会発表] 歴史・文化データの新たな利用ー文化研究の「質を変える」とは (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 立命館大学ARC DAYS
• [学会発表] Disasters and Human Life：Distinctive Roles of History and Culture (2022)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: デルヴァジェ大学、グアテマラ共和国
  • 国際学会
• [学会発表] 水濡れ紙資料の救出・乾燥方法を考える (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 令和4年度第1回博物館学芸員等スキルアップ研修会
• [学会発表] 文化財の防災を考える－西日本豪雨の経験から (2022)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 国立大学図書館協会セミナー「災害と図書館」
• [学会発表] DH Trends in Japan and Introducing “REKIHAKU” DH (2022)
  • 著者名/発表者名: Makoto Goto
  • 学会等名: ルーヴェン大学DHワークショップ
  • 国際学会
• [学会発表] 与論島の古写真資料収集事業と「ゆんぬ古写真展」への展開 (2022)
  • 著者名/発表者名: 橋本雄太、高橋そよ、後藤真
  • 学会等名: 島嶼学会2022年大会
• [学会発表] 吉備の古代社会－正倉院文書とシミュレーション (2022)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 学会等名: 第10回おかやま文化フォーラム完結編「歴史の実像を求めて 地域と歴史資料」
• [学会発表] 幕末期京都への眼差し ―政治運動と情勢認識― (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 令和4年度富岡町図書館文化講演会 幕末期の京都と会津藩
• [学会発表] 江戸時代の奉公人 －丹波から尼崎への年季奉公－ (2022)
  • 著者名/発表者名: 松下正和
  • 学会等名: 令和4年度丹波市歴史講座(見る・知る・学ぶ 丹波の歴史)
• [学会発表] 『岩沼市史11 特別編Ⅲ震災』の刊行 ～一執筆者としての雑感～ (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 第12回 震災資料の収集・公開に係る情報交換会
• [学会発表] 空からの戦争‐兵庫県の空襲 (2022)
  • 著者名/発表者名: 佐々木和子
  • 学会等名: 兵庫県立歴史博物館・歴史講演会
  • 招待講演
• [学会発表] 資料ネットと歴史文化資料の保存 (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 山形文化遺産防災ネットワーク2022年度第3回研修会
• [学会発表] 1855 年安政江戸地震被害の境界と 1856 年安政台風の被害： 石河明善日記・渡辺東淵雑録 (2022)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文
  • 学会等名: 歴史地震史料研究会
• [学会発表] セッション主旨説明と学術野営成果報告 (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: デジタルアーカイブ学会2022大会プレセッション
• [学会発表] 文書保存・管理の歴史―地域歴史資料を未来につなぐ (2022)
  • 著者名/発表者名: 三村昌司
  • 学会等名: 地域の歴史・文化再発見講座 兼 図書館総合展オンラインプラス
  • 招待講演
• [学会発表] コミュニティアセットとしての歴史・文化、そしてデジタル (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 未来の図書館研究所第7回シンポジウム「図書館とコミュニティアセット」
• [学会発表] 研究データマネジメントの現状と歴史資料にまつわる課題 (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: 国立歴史民俗博物館「日本歴史文化知の構築とオープンサイエンス」および科研費・特別推進研究「地域歴史資料学を機軸とした災害列島における地域存続のための地域歴史文化の創成」 B班合同研究会
• [学会発表] nihuBridgeのコンセプト (2022)
  • 著者名/発表者名: 後藤真
  • 学会等名: じんもんこん2022 「プレイベント１P-1：第1回人間文化研究機構DH研究会」
• [学会発表] 人文学社会科学分野における学際的共同研究類型化の試み (2022)
  • 著者名/発表者名: 朝岡 誠, 大波 純一, 林 正治, 関野 樹, 後藤 真, 山地 一禎
  • 学会等名: じんもんこん2022
• [学会発表] 『日本人名辞典』からの歴史人物情報の抽出： Few-shot学習による古文の固有表現抽出の試み (2022)
  • 著者名/発表者名: 苑 広媛, 李 康穎, 後藤 真, 木村 文則, 前田 亮
  • 学会等名: じんもんこん2022
• [学会発表] 水濡れ紙資料の救出／応急処置を考える (2022)
  • 著者名/発表者名: 天野真志
  • 学会等名: 令和4年度被災文化財レスキューボランティア研修会
• [学会発表] 愛媛資料ネットの活動 (2022)
  • 著者名/発表者名: 胡光
  • 学会等名: 歴史文化資料保全西日本大学協議会
• [学会発表] 被災文化財を支援する意義－東日本大震災からの経験から (2022)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 国際会議「アジア太平洋地域における文化財防災の現状と課題」―災害後の復旧・復興の事例と課題―
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 「市民参画型博物館の可能性」についてコメント (2022)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 国際シンポジウム「地域文化と博物館」
  • 国際学会
• [学会発表] 「市民参画型博物館の可能性」趣旨解説 (2022)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 国際シンポジウム「地域文化と博物館」
  • 国際学会
• [学会発表] 「地域文化の保存と活用―博物館の視点から」趣旨解説 (2022)
  • 著者名/発表者名: 日髙真吾
  • 学会等名: 国際シンポジウム「地域文化と博物館」
  • 国際学会
• [図書] 福島県本宮市 伊藤家資料目録（暫定版） (2023)
  • 著者名/発表者名: 阿部浩一（編集）
  • 総ページ数: 421
  • 出版者: クサカ印刷所
• [図書] 紡ぐ「神戸空襲を記録する会」事始め (2023)
  • 著者名/発表者名: 長志珠絵・佐々木和子（編）
  • 総ページ数: 141
  • 出版者: 神戸空襲を記録する会・関係資料集編集グループ
• [図書] 救出された資料と文化財保存―令和元年東日本台風と長野市立博物館― (2023)
  • 著者名/発表者名: 矢田俊文,原田和彦,森多毅夫,三井百合子,栗田登,山崎まゆみ,ほか3名
  • 総ページ数: 80
  • 出版者: 新潟大学人文学部附置地域文化連携センター
• [図書] 古文書の科学―料紙を複眼的に分析する (2023)
  • 著者名/発表者名: 渋谷綾子・天野真志（編）
  • 総ページ数: 237
  • 出版者: 文学通信
  • ISBN: 9784867660041
• [図書] ヨーロッパ文化遺産研究の最前線 (2023)
  • 著者名/発表者名: ションコイ・ガーボル／奥村 弘／根本峻瑠／市原晋平／加藤明恵（著・訳）
  • 総ページ数: 168
  • 出版者: 神戸大学出版会
  • ISBN: 9784909364203
• [図書] REKIHAKU 特集・アートがひらく地域文化 (2023)
  • 著者名/発表者名: 川村清志・天野真志（編）
  • 総ページ数: 112
  • 出版者: 国立歴史民俗博物館
  • ISBN: 9784909658968
• [図書] 守れ！文化財～モノとヒトに光を灯す～ (2023)
  • 著者名/発表者名: 伊東俊祐・武井二葉・宮崎俊英・山内利秋・山本哲也他
  • 総ページ数: 39
  • 出版者: 「守れ！文化財～モノとヒトに光を灯す～」 事業実行委員会
• [図書] 被災地図書館との震災資料の収集・公開に係る情報交換会（第12回） (2023)
  • 著者名/発表者名: 奥村弘（編）
  • 総ページ数: 51
  • 出版者: 神戸大学大学院人文学研究科
• [図書] 四国遍路と世界の巡礼（上 ） (2022)
  • 著者名/発表者名: 愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター/胡光ほか
  • 総ページ数: 210
  • 出版者: 創風社出版
  • ISBN: 9784860373207
• [図書] 日本古代の環境と社会 (2022)
  • 著者名/発表者名: 今津勝紀
  • 総ページ数: 400
  • 出版者: 塙書房
  • ISBN: 9784827313376
• [学会・シンポジウム開催] 歴史資料継承の方法論と国際協力(methodology for historical resource preservation and international cooperation) (2023)