現在社会で起こっている様々なテロ、戦争、経済不振、そして災害、さらにそれらにより起こっている難民問題と移民問題を、歴史的に遡ってルーツを探り、さらにそれらが現代作家によりどのように描かれているかということを論じて本として出版することにより、研究者だけでなく一般読者の人々へ問題提起をすることができた。それは、世界文学という領域が、身近な現代に生きる作家たちの声を反映していることがあるからである。さらに、英語圏文化に関しても同様に、英語圏文化が西洋帝国主義と植民地主義のなかで構築されて拡張したことに関して本として出版することにより、研究者だけでなく一般読者にも知識を共有することになった。
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