J. R. R. トールキンがファンタジー作家として注目を集めた『ホビット』(1937)以前の、フィロフォジストとしてのトールキンがゲルマン語とケルト語の関係性を扱った、初期の学術論文の未刊手稿原稿を対象に調査を行った。
オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵のトールキンのリーズ大学時代の公開講座 "Celts and the Teutons in the Early World" (1929)の手稿原稿およびオックスフォードに教授として移籍してからの“The Name Nodens” (1932)の手稿、およびこの考古学調査を主宰したWheelrや地名研究の権威Mawerとの書簡を調査した。
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