研究課題/領域番号 |
19K00565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2021) 防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群) (2019-2020) |
研究代表者 |
河内 一博 慶應義塾大学, 商学部(日吉), 教授 (00530891)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | アイコニシティ / 因果関係 / 使役 / 言語類型論 / 意味論 / 構文 / 心理言語学 / ビデオ実験 |
研究成果の概要 |
実験参加者がビデオにおける因果関係を含む事象を口述したデータ、およびこれらのビデオの事象を表す文を実験者がインタヴューをもとに用意し実験参加者が判定した構文の容認度のデータを使い、因果関係を含む事象の諸要因が事象を表すのに使われる構文の形態統語的統合度にどのように反映されるかという問題に取り組んだ。特定の要因に関して言語間の違いはあるものの、いくつかの要因の構文の形態統語的統合度への影響は統計的に有意であり、アイコニシティを示す傾向が見られると結論づけた。本研究および関連した研究の成果は論文の出版と学会発表により公開し、国際学会のセッションの企画をして意見交換を行った。
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自由記述の分野 |
言語学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
意味的な関係の密接さとそれを表すのに使われる構文の形態統語的結合度とのアイコニシティは、従来の研究は文法書に記述されている例を使う傾向があり、この現象を文脈の中で体系的にとらえることが困難であった。本研究は、この問題を、(1) 日本語、シダーマ語、クプサビニィ語等複数の言語を扱い、(2) 実験という統一した文脈における言語使用において、(3) 数量的データを使って検証し、論文や発表という形で国際的に成果を発表している。また他の研究者が利用できるような方法で研究未開発の言語のデータを提示している点で、社会的にも意義がある。
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