研究課題
基盤研究(C)
本研究は、有形・無形の博物館資料のVR化とその効果を検証するために、東京オリンピックのスポーツ映像を全国各地のプラネタリウムのドームスクリーンに上映するためのシステムを構築し、ドーム映像の持つ臨場感を評価したものである。その結果、臨場感はドームスクリーンの傾きによる違いがないこと、ドーム径の差による大きな違いがないことが明らかになった。スクリーン照度については、照度が高いほど臨場感評価が高く、リアリティ・空間性の評価も高いことが明らかになった。
観光学
本研究では、同一の映像コンテンツを全国各地のプラネタリウム館に配信・上映することで、ドームスクリーンのどのスペックが臨場感に影響を与えるかを明らかにすることができた。また、本研究は、内閣府が推進する「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた科学技術イノベーションの取組に関するタスクフォース」の9つのプロジェクトの1つである「新・臨場体験映像システム」の一環として実施したが、今回の成果はプラネタリウム館を多目的なVRシアターにするというオリンピックのレガシーにすることができた。