研究課題/領域番号 |
19K01156
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04010:地理学関連
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
西井 稜子 新潟大学, 災害・復興科学研究所, 准教授 (00596116)
|
研究分担者 |
今泉 文寿 静岡大学, 農学部, 教授 (80378918)
早川 裕弌 北海道大学, 地球環境科学研究院, 准教授 (70549443)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 湿潤変動帯 / 大規模崩壊地 / 土砂生産 / 航空レーザ測量 / ドローン測量 / 重力性変形地形 |
研究成果の概要 |
湿潤変動帯において,大規模崩壊発生後の崩壊地からの継続的かつ活発な土砂生産が普遍的な現象なのかを明らかにするため,南アルプス早川流域を対象に,大規模崩壊地の時空間的な分布とその土砂生産プロセスを調査した。 2時期の航空レーザ測量データや旧版地形図を用いた地形解析から,既存の大規模崩壊地からの土砂生産量の寄与度が大きいことが明らかになった。また,七面山崩れを対象に,現地での重点的測量・観測等に基づき,土砂生産の実態を議論した。
|
自由記述の分野 |
地形学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
湿潤変動帯の大起伏山地において,既存の大規模崩壊地からの継続的な土砂生産の寄与度とその重要性については必ずしも十分に評価されていなかった。本研究によって,既存の大規模崩壊地は流域の主要な土砂生産源であることが明らかになった。大規模崩壊地での土砂生産の実態解明は,山地の土砂生産システムのさらなる理解に貢献するとともに,流域の適切な砂防計画・対策を行う上で重要な知見となることが期待できる。
|