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2022 年度 実績報告書

技術・制度・環境の連環からなる世界への人類学的・哲学的アプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 19K01198
研究機関大阪大学

研究代表者

山崎 吾郎  大阪大学, COデザインセンター, 教授 (20583991)

研究分担者 山森 裕毅  大阪大学, COデザインセンター, 招へい教員 (00648454)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード自然と文化 / 構造主義 / 技術 / 環境 / 身体
研究実績の概要

4年目となる2022年度は、新型コロナウイルス感染症の影響によるプロジェクトの延長申請により、前年度から繰り越した計画に着手した。研究会は対面で継続的に実施したほか、成果物となる論集の原稿の執筆およびその相互検討を行った。論集には、本科研プロジェクトのメンバー二名に加えて、哲学・文化人類学の研究者数名を著者が新たに加わることになった。これにより、この間行ってきた研究関心を、プロジェクトを超えて展開させることができた。論集は、檜垣立哉・山崎吾郎編『構造と自然:哲学と文化人類学の交錯』として、勁草書房より2022年12月に出版された。
同成果物の出版後、さらに発展的な研究プロジェクトの企画・構想を行い、新たにメンバーを加える形で、哲学と人類学の共同研究を組織し、科学研究費補助金基盤Bの準備を進めた。そこでは、技術と制度について、異なる時間スケールを想定した複合的な秩序の解明が必要になることを研究主題として設定し、研究体制の整備を進めた。
2022年度中に発表できなかった二つの研究テーマについて、翌年に予定されている国際会議、European Network of Japanese Philosophy(ENOJP)とInternational Union of Anthropological and Ethnological Sciences(IUAES)での発表準備を進めた。
研究期間全体を通じて、哲学と人類学の共同研究の足場が構築されたことは、今後の活動を進めるうえでも大きな成果であったといえる。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] スキゾ分析と反精神医学2023

    • 著者名/発表者名
      山森裕毅
    • 雑誌名

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      巻: 7 ページ: 4-11

  • [雑誌論文] 現代人類学からの「法と感情」へのアプローチ2022

    • 著者名/発表者名
      山崎吾郎
    • 雑誌名

      法哲学年報

      巻: 2021年度 ページ: 83-94

  • [雑誌論文] 中井久夫と回復のマイナー科学2022

    • 著者名/発表者名
      山森裕毅
    • 雑誌名

      現代思想

      巻: 50(15) ページ: 87-98

  • [学会発表] 共創における「参加」を問い直す2023

    • 著者名/発表者名
      山崎吾郎
    • 学会等名
      知識科学に基づくイノベーションデザインセミナー
    • 招待講演
  • [学会発表] フェリックス・ガタリにおけるイェルムスレウ言語理論の理由と展開2023

    • 著者名/発表者名
      山森裕毅
    • 学会等名
      イェルムスレウとフランス現代思想
  • [学会発表] 開かれた知識創出・共有の場はいかに作られるか2022

    • 著者名/発表者名
      山崎吾郎, 一方井祐子, 工藤充, 友尻大幹
    • 学会等名
      科学技術社会論学会 第21回年次研究大会
  • [図書] 構造と自然: 哲学と人類学の交錯2022

    • 著者名/発表者名
      檜垣 立哉、山崎 吾郎
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      勁草書房
    • ISBN
      4326103140

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公開日: 2023-12-25  

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