エネルギーラベルが開示された場合の消費者の省エネ住宅選択の可能性をWeb調査や実験で確認した。Web調査では階段型よりも連続型ラベルデザインの方が、エネルギー効率の違いへの理解が早く、消費者に好まれることが判明した。加えて、アイトラッキングを使用して再確認をする実験結果でも、意思決定が早い点やラベルの意味の判断が正確にできる点で連続型ラベルの有効性を明らかにした。 不動産広告に連続型ラベルを表示する広告表示実験では、ラベルに文脈情報が加わることで、ラベルの効果が増すことを定量的に計測できた。 本研究の調査と実験結果から、エネルギーラベルが省エネ住宅選択における意思決定に介入できることを検証できた。
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