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2023 年度 研究成果報告書

多市場間の相互作用と企業の戦略的行動に関する経済分析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K01639
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07040:経済政策関連
研究機関青山学院大学 (2020-2023)
大阪経済大学 (2019)

研究代表者

服部 圭介  青山学院大学, 経営学部, 教授 (50411385)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード寡占理論 / 公共財供給 / 企業行動 / 多市場接触
研究成果の概要

本研究課題は、複数市場に直面する企業の戦略的行動について、1) 異時点のマーケットにおける消費者行動と企業戦略、2) 労働・金融・共有資源市場との相互作用、の2テーマを設定し理論分析を行った。
その結果、市場への参入順序、企業間の価格共謀、共有資源(地球環境など)を持つエージェント間の部分提携、チーム生産における労働者間の社会的交流、純正・汎用品の市場競争など、様々な状況での企業やプレイヤーの戦略的行動が社会厚生に与える影響を明らかにした。
研究期間中に4本のワーキングペーパーを公刊し、国際査読雑誌に投稿中である。また、2本の論文が国際査読雑誌に掲載され、3件の国際学会報告(審査あり)を行った。

自由記述の分野

応用ミクロ経済学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、複数市場に直面する企業の戦略的行動が社会厚生に与える影響を、異時点のマーケットや労働・金融・共有資源市場など多角的に分析し、市場への自由参入、価格共謀、共有資源での部分提携、チーム生産における社会的交流、純正品と汎用品の競争などに関する新たな理論的知見を提供した点にある。
また、現実の経済で観察される現象(価格共謀や参入阻止行動、国際環境協定や模倣・コピー品の市場)を対象とし、企業の戦略的行動が社会厚生に与える影響を明らかにするとともに、望ましい公的規制のあり方を検討した点で、本研究は経済政策立案に資する重要な社会的意義を持つと考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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