研究実績の概要 |
2021年度は、以下の研究を行った。 イギリスにおける移民受け入れとBrexitと関係に関して実証分析を行い、各local districtでの移民受け入れが、Brexitへの投票行動にどのような影響を与えるかを分析した。その論文を国際学会、North American Summer Meeting of Econometric とCanadian Economic Association Meetingで発表した。この論文は投稿中で審査中である。また関連論文を、2021 Africa Meeting of Econometric Society,2021 ASIAN MEETINGOF THE ECONOMETRIC SOCIETY, Western Economic Association Internationaで発表した。
また査読論文として、Is Better Access to Mobile Networks Associated with Increased Mobile Money Adoption? Evidence from the Micro-data of Six Developing CountriesをTellecommunication policy誌に、査読付き論文として出版した。これは、移民が移民先で送金を行うことが多く、それが経済的にどのようなインパクトを与えるかを計測するための準備研究としてなされたものである。また同じような研究動機から進めた論文として、The Effect of Mobile Money on Borrowing and Saving: Evidence from TanzaniaをWorld Development Perspectives誌に出版した。 COVIDによるデータアクセスの低下、研究スピードの低下のため、科研費を使い切ることができず、次年度に繰り越こすことにした。
|