本研究は事業承継を考察対象とし、その前後におけるコーポレート・ガバナンスの実態を分析することで、所有と経営が一致するファミリー企業におけるガバナンスとそれが事業承継に与える影響を明らかにした。その上で、事業が継続するために必要不可欠とされるイノベーションに焦点を当てて、ファミリー企業における事業承継でのイノベーションの必要性について考察を行っている。 中国・武漢で発生した新型ウイルスの影響でトータルで5年となった研究期間全体での研究成果は、論文6本(査読論文なし)、全国大会での学会報告1回、共著書の改訂版出版1回となっている。当初予定していた目的は概ね達成できたと考えている。
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