研究課題/領域番号 |
19K01968
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 中央大学 (2022-2023) 東洋大学 (2019-2021) |
研究代表者 |
李 キョンテ 中央大学, 商学部, 教授 (40453857)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 共有経済 / 共同消費 / コラボ消費 / アクセスベースド消費 / ボランタリーシンプリシティ / マテリアリズム / 消費者ミニマリズム |
研究成果の概要 |
本研究では共有経済における消費事象として共同消費(collaborative consumption:コラボ消費)に着目し、その先行要因と結果を解明した。とりわけ、モノの所有と消費を通じて幸せを追求する物質主義的志向と、それとは逆に所有と消費を必要最低限に抑えつつ、シンプルな生活で精神的充足を図る自発的簡素と消費者ミニマリズム、さらにはシェアリングサービスのプラットフォーム品質を中心に、共同消費を動機付ける先行要因を明らかにした。また、それらの先行要因に触発された共同消費がもたらす結果を検証した。
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自由記述の分野 |
商学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
共有経済の進展はビジネスと消費行動の在り方に一定の変化をもたらした。「所有から利用へ」はそれを表象する言葉のひとつといえよう。デジタル・プラットフォームに支えられたシェアリングによって従来と異なる消費事象が広がるなか、その因果メカニズムを解明することが求められている。そこで、本研究では理論モデルの開発と検証を行い、実証的な知見を提示した。 共有経済と共同消費には、資源の有効活用とムダの削減、過剰生産と過剰消費の抑制など、肯定的な効果が期待されている。その点で本研究の成果は、サステナビリティの向上に資する知識を拡充するものとして、社会的意義を帯びている。
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