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2021 年度 研究成果報告書

健診受診者の背景・主観的行動と、生活習慣病に係る客観的検査値との関係の経年的分析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02178
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

中尾 元幸  久留米大学, 医学部, 准教授 (60610566)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード人間ドック
研究成果の概要

本研究は、人間ドック受診データを解析し、生活習慣病予防のための基礎資料を提供することを目的とした。1998~2017年度の人間ドックデータを解析し、のべ62万件のデータを解析した。受診者数、複数回受診割合も男性の方が高かった。受診者数は2007年まで上昇したが2008年に急減し、その後は横ばいである。有所見率の推移では、特に男性において生活習慣病関連項目での上昇がみられた。初診時年齢が経年的に低下しているにもかかわらず、有所見率が上昇していることから潜在的に多くの生活習慣病予備軍が存在していると考えられる。したがって、生活習慣病予防のためには健診後のフォローアップが重要であると考えられた。

自由記述の分野

公衆衛生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では20年分の人間ドックデータを解析し、繰り返し受診する人と一回のみの受診で終わる人の特徴の違いについて検討した。その結果、最初に受診した時の平均年齢は、最近になるにつれて低下しているのに対して、特に男性において、生活習慣病やその予備軍に該当する受診者は増加していることが明らかとなった。この結果から、生活習慣病の早期治療や重症化の予防のためには、人間ドック健診を受診後の、受診者に対するフォローアップが重要であることが示唆された。このことは人間ドック健診後の有所見者を受診につなげる方策に改善の余地があることを示す根拠として有用であると考える。

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公開日: 2023-01-30  

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