研究計画の「到達目標」の5点のうちの最初の4点にくわえて、最終年度課題であった⑤社会復帰概念の析出について上記作業の精査を通して導出を試みた。実際は①から④の課題整理の過程で、本課題の前提作業として必要と考えた精神保健福祉士法成立経緯とその職域拡大の様相についての国会議事録、及び関連検討会の議事録の収集・精査を通しての析出という方法にじゃっかんの進行修正を行ったこともあり、最終年度は、精神保健福祉士が“Mental Health Social worker”(MHSW)と略称を変更してまで職域拡大志向を持つに至った経緯について、「社会復帰」概念の捉え方を軸として整理検討を行った。
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