繊維製品の快適性向上と低環境負荷な繊維加工技術の確立を目指して、化学繊維に蛋白質を効率的に固着・制御させる研究開発を行った。今までの研究成果である「ドライプロセスを用いて両方の高分子材料を改質することにより固着・接着を制御できる」を応用し、繊維加工浴中における化学繊維‐蛋白質も最適なドライプロセス処理条件があり、相互作用が制御できると考えた。そこで、この仮説の実証、架橋反応を行う低環境負荷な繊維加工技術の開発を目的として実施した。 この結果、化学繊維と蛋白質をドライプロセスによって改質することにより蛋白質の固着量は向上・制御でき、さらに洗濯耐久性も向上することが明らかとなった。
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