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2022 年度 研究成果報告書

教育実践へのリフレクションを通じた教師・保育者の継続的な学びのあり方に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02463
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関京都女子大学

研究代表者

村井 尚子  京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (90411454)

研究分担者 坂田 哲人  大妻女子大学, 家政学部, 講師 (70571884)
阿部 直美  京都女子大学, 教職支援センター, 特任教授 (00411455)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード教育的タクト / リフレクション / コルトハーヘン / ヴァン=マーネン / 8つの窓 / 教師の専門性 / 現象学的記述 / ダマシオ
研究成果の概要

教育および保育実践のリフレクションによって教育的タクトをはじめとする教師の専門性が向上することについて、理論的かつ実証的に明らかにすることができた。
理論的な面では、単著『ヴァン=マーネンの教育学』(ナカニシヤ出版、2022年)を上梓した。さらに、メルロ=ポンティの現象学的な身体論、アントニオ・ダマシオの脳科学、美学の議論などを参照することで、リフレクションによって行為の規定にある自身の感情への気づきを促すことを明らかにした。
さらに、保育所・小学校への参与観察、インタビュー、質問紙調査などを通じて、リフレクションを実践することが教師の専門性の向上に繋がることを実証的に検証した。

自由記述の分野

教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、教育学研究や実践においてリフレクションという営みについて数多く語られるようになってきているが、リフレクションがどのような行為を指すのか、リフレクションによって何が明らかになるのか、どのような教師の専門性の向上が可能なのかを理論的かつ実証的に精査した研究は管見の限りほとんど見られない。本研究はこの点について検討と検証を重ねたという点において、学術的な意義があると考える。
さらに、教師や保育者が実際にリフレクションを行う際の手法や注意点についても実証的に明らかにすることができた。これは、我が国および海外の教育実践者のリフレクションのあり方に広く影響を与え得るものであると言える。

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公開日: 2024-01-30  

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