児童の主観的ストレスの高さと、集中力の低さや気持ちのバランスの低さ、心のざわつきの程度といった認知機能との関連性が明らかとなった。COVID-19の影響で食教育プログラムの実施には至らなかったが、ストレス対処方法を取り入れた介入により、児童の主観的ストレスが有意に軽減した。しかし、ストレスといったネガティブな要素を取り除くことが、必ずしもウェルビーイングといったポジティブな要素を形成することにつながらなかったため、児童生徒に対してはストレスに対処する方法だけでなく、ウェルビーイングを向上させるための具体的な手立てが必要であることが示唆された。
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