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2022 年度 研究成果報告書

不登校・ひきこもり当事者家族に変化を促す支援者のためのフローチェックリストの研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02533
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09020:教育社会学関連
研究機関福岡県立大学

研究代表者

四戸 智昭  福岡県立大学, 看護学部, 准教授 (70347186)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードひきこもり / 当事者家族 / 共依存 / 生きづらさ / オンライン
研究成果の概要

本研究では、新型コロナ感染症の影響により人的交流が制限されたことで、従来のひきこもりの家族会の活動が制限されたことから、オンラインを活用した家族会の支援について検討を行ったものである。①オンライン相談会・家族会では対面同様親たちの「生きづらさ」の表出がみられ、親たちの心理的な不安の軽減に効果がみられた。加えて、地理的要因や身体的要因で対面の場に足を運ぶことができない高齢の親にとってはオンラインを活用した相談会や家族会が有効であることが示された。②SNSを活用した情報交流では、親たちの「生きづらさ」の表出はあまり見受けられないが、緩やかな情報交流のネットワークが構築される様子が見られた。

自由記述の分野

嗜癖行動学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、新型コロナ感染症の発生に伴ってひきこもりの家族会の活動が制限される中、オンラインを活用した家族会の実施について模索を行った点である。家族が高齢であるがゆえに、スマートフォンやタブレット端末を活用した情報交流は難しさがあるものの、新型コロナ感染症の発生に伴って高齢者のインターネット利用率やSNS利用率が上昇していることも事実である。オンラインを活用した相談会や家族会では、親たちの「生きづらさ」の表出が見られた。オンラインを活用したこうした家族会の活動は、今後浸透していくことが予測され、本研究はオンラインを活用した家族会の実施のための工夫などの点で有益な示唆を提供すると考えている。

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公開日: 2024-01-30  

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