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2023 年度 研究成果報告書

中学生のレジリエンス形成の縦断的調査研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K02586
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関鳴門教育大学

研究代表者

池田 誠喜  鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (90707192)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードレジリエンス / スクール・エンゲージメント / 生物・心理・社会モデル
研究成果の概要

本研究は,児童生徒のレジリエンスを形成するメカニズムを明らかにし,その発達に学校教育が効果的に働きかけるための方略を示すことを目的としたものである。
成果として,ダメージから回復するプロセスであるレジリエンスを形成するために,ダメージの状態を生物心理社会モデルの視点で検討し,人の扁桃体の過敏な反応により維持されているネガティブなマインドワンダリングに注目し,その状態を解消するための学校教育活動を検討した。
本研究では,スクール・エンゲージメントを取り上げ,ネガティブなマインドワンダリングから抜け出すためにスクール・エンゲージメントの状態がポジティブな影響を与えることが示された。

自由記述の分野

子ども学(子ども環境学)

研究成果の学術的意義や社会的意義

レジリエンスを形成するための機序を明らかにすることは,学校不適応などの苦戦している児童生徒の望ましい発達に寄与するだけではなく,全ての児童生徒の発達にも大きく役立つものである。特に,学校及び教員がレジリエンスの形成を促進する学校教育活動を展開することにより,将来に亘りレジリエンスを自律的に形成することを可能にする基盤を整えることにつながることが期待される。本研究においては,限定的ではあるが,生物・心理・社会モデルの視点で人間とレジリエンス形成の機序を検討することにより,僅かではあるが,学校教育において現実的かつ実践可能な知見を提供することに寄与するものと考えている。

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公開日: 2025-01-30  

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