研究課題/領域番号 |
19K02762
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
谷村 千絵 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (40380133)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 防災道徳 / ジレンマほぐし / 批判的実在論 |
研究実績の概要 |
防災道徳の学校での実践として、防災啓発ゲームのクロスロードと哲学対話を融合させた「ジレンマほぐし」を開発した。その際、先行研究として、実践および評価もされてきた防災道徳の「ジレンマくだき」との比較考察も行った。 「ジレンマほぐし」の学校での実践事例を増やして、その学習評価について批判的実在論のMELD理論を用いて方向性を示すところまで研究が進み、論文化することができた。 なお、令和4年5月に体調に変調を来し、令和4年10月より病気療養のため大学勤務を休職し研究も休止することとなった。 そのため、本年度は「ジレンマほぐし」の学校現場での実践および批判的実在論の研究においても研究会参加もかなわず、進捗がみとめられない。 復職予定は、令和5年9月である。研究期間を1年延長して研究を完成させたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
病気療養のための休職中であり、研究を行えない状態が続いているため。 (令和4年10月から休職し、令和5年9月から復職の予定です。)
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今後の研究の推進方策 |
防災道徳の学校での実践方法として「ジレンマほぐし」の授業を提案し、実施事例の積み重ねを行い、その評価について批判的実在論のMELD理論を用いて先鞭的な評価事例を提示して論文化した(谷村・近森2021)。 今後は、防災道徳が有している可能性、学校,教育における実践の有効性と新規性について、そして評価の在り方について、批判的実在論を基礎理論として総括的考察を重ね、防災道徳の理論的基盤を整備する。
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次年度使用額が生じた理由 |
令和4年5月から体調を崩し、10月より病気療養のため休職した。研究活動については、令和5年度春から停止せざるをえない状況であった。令和5年9月より復帰を予定している。
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