研究課題/領域番号 |
19K02892
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 茨城県立医療大学 |
研究代表者 |
白石 英樹 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (50306643)
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研究分担者 |
高崎 友香 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (00815029)
N・D Parry 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (50274973)
福井 龍太 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (50555480)
唯根 弘 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (20845911)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 受け入れ国際交流 / 訪問による国際交流 / 国際交流への意識 / 行動変容 / 交流j時間頻度 |
研究成果の概要 |
今回,国際交流において「留学生受け入れ交流」と「海外訪問交流」を実施し,交流前・後で日本人学生の国際交流への意識変化や行動変容などについて調査した.「受け入れ交流」でも交流機会の少なかった学生群では,意識変化・行動変容はほとんど想起されなかったが,「受け入れ交流」でも交流機会が多かった学生群や「訪問交流」を行った学生群では,国際交流や日頃の授業への良好な行動変容が見られ,訪問学生群では国際交流で得られるものも有意に多かった.向性検査においては,国際交流後には変化は見られなかった.受け入れ交流では,留学生との交流時間のみならず,共同活動を多く設定するなど,交流環境を整えることが重要と考えられた.
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自由記述の分野 |
作業療法
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回,国際交流における「受け入れ交流」による効果を高める内容について,「交流の機会や時間の少ない学生群」と「多い学生群」,また「訪問交流学生群」にて調査・分析を行った.結果より,授業などで留学生と関わるのみではなく,交流する「時間の多さや協働して活動をする機会の多さ」など,相互に交わる「濃度」が日本人学生の国際交流への姿勢や日頃の授業への姿勢の変化を想起させる因子となっている可能性が示唆された.本調査より,国内での「受け入れ交流」を通じた日本人学生の国際交流への意欲や行動変容を想起させる要因の一つを示唆することができたことは,国内での受け入れ国際交流を実施する際に役立つ情報になるものと考える.
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