研究課題/領域番号 |
19K02989
|
研究機関 | 釧路工業高等専門学校 |
研究代表者 |
佐川 正人 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (60435394)
|
研究分担者 |
寺本 尚史 秋田工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00315631)
河村 豊 東京工業高等専門学校, 一般教育科, 嘱託教授 (10369944)
永吉 浩 東京工業高等専門学校, 電子工学科, 教授 (80251586) [辞退]
池田 陽紀 奈良工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (20759849)
木村 竜士 高知工業高等専門学校, ソーシャルデザイン工学科, 准教授 (90571810)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 再生可能エネルギー / 工学教育プログラム / 専門人材育成 |
研究実績の概要 |
本研究は各地の再生可能エネルギーに関する資料を収集し,これらをもとに教材を作成しカリキュラム・教育プログラムを作成するものである.しかし本年度はコロナの影響により出張に制限が有り,思うように資料収集が進まなかった.そのなかで,いくつかの進展があった.①「建築環境工学分野におけるマイコンを利用した温熱環境実習用教材」を開発し実際の教育プログラムの中に組み込む試みがあった.断熱・遮熱の教育をおこなうに当たって,これまでは市販のキットを用いていた.これは比較的高価であろ,カリキュラム展開をおこなう場合に1クラス40人分のキットを揃えることは現行の予算を考えると厳しいものがあった.これを改善し教育プログラムとして展開するために,安価な環境測定実験キットの試作をおこなった.試作に当たっては廃材段ボールや低価格な日用品を多用してコスト低減を図った.この結果武神の総額は約19万円程度になり,既製品の実験キットを採用した場合の約3分の1程度に抑えることができた.低価格にすることもさることながら,実験のしやすさを考え,小容量バッテリー駆動を可能にした.このことにより,実験機器のマイコンへの給電準備が解消できた.②コロナ対策で各校では遠隔授業が展開された.これに対応するための教材作成がおこなわれた.③風力発電には強風が必要であるが,ある一定以上の風速では風車破損の恐れがある.この必要以上の強風を検出するための「暴風雪観測装置」の開発を目指し,科学技術振興機構(JST)のA-STEP(研究成果最適展開支援プログラム)の令和2年度追加公募「トライアウトタイプ」に応募し,採択された.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は各地の再生可能エネルギーに関する資料を収集し,これらをもとに教材を作成しカリキュラム・教育プログラムを作成するものである.しかし本年度はコロナの影響により出張に制限が有り,思うように資料収集が進まなかった.
|
今後の研究の推進方策 |
今年は研究者全体が集まっての研究会や情報収集は避け,研究を推進する.また,各地で収集してきた資料の提示だけでは無く,「実物」を提示するという必要性もあると案じたので,研究目的に沿う実験機器の作成などもおこないたい.
|
次年度使用額が生じた理由 |
コロナの影響により思うように現地調査ができず,主に旅費に対して使用残が発生した.
|