研究課題/領域番号 |
19K02998
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
坂本 將暢 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (20536487)
|
研究分担者 |
柴田 好章 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (70293272)
サルカルアラニ モハメドレザ 名古屋大学, アジア共創教育研究機構(教育), 教授 (30535696)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 授業分析 / 授業研究 / ソフトウェア開発 / 学校基盤 / 協働 / 授業諸要因 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、学校で教師が協働して授業研究・授業分析に取り組むためのシステムを開発し、評価することである。 本研究では、授業の発言記録のほかに、それをもとに、教師と児童生徒の発言量、注目語の初出位置、注目語の出現傾向、授業の場面区切り(分節わけ)などを可視化して表示するシステムを開発した。また、教師に着けたスパイカメラ(目の横に着けるビデオカメラ)の映像を手がかりに、教室の中の教師の立ち位置を取得し、その時点で何をしているか(話す・書く・聞く・その他)に分けて表示する方法のプロトタイプ版も開発した。
|
自由記述の分野 |
教育方法学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、発言記録をもとに授業を構造的に解明する点に意味がある。これにより、教師が鍵となる語の初出を発言した人、全体的な発言のバランス、意識的・無意識的な教師の行動などを手がかりに振り返ることが可能になる。 とくに子どもの発言を再確認することで、発言内容はもちろん、発言の背景や理由を考える契機を教師に与えることができる。 授業研究は教師一人でするには困難な点もあるが、学校全体で協働することで文字起こしや討議を、印象論ではなく、同じデータ・結果を見ながら話すことができる。
|