研究課題/領域番号 |
19K03039
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
井上 裕美子 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (40288767)
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研究分担者 |
安留 誠吾 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (50252721)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ナッジ / 健康増進 / 歩きたくなる大学づくり / デジタルサイネージ |
研究成果の概要 |
本研究は,学生の生活習慣の改善や「思わず歩きたくなる大学づくり」のシステムを開発することを目的とした.学生600名に対して,33項目の形態・体力測定と生活アンケートを行い,生活リズム等と学業成績との関連性を示した.運動促進システムの開発では,日常生活のモニタリング方法として,エレベータか,階段の昇降かを判別するアルゴニズムを開発し,複数のサイネージとサーバー間の通信量や処理を分散する検討や,個人情報を極力保存せずに個人の識別精度を向上させる検証を行った.アバタがユーザーに寄り添うコンテンツや,歩様で年齢を推定することで,歩きたくなる気持ちを後押しするコンテンツ開発を行った.
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自由記述の分野 |
運動生理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
企業においては,「健康経営」等の理念のもと,健康維持への投資がされているが,大学における学生の健康に対しては,企業のような健康促進が行われていない.学生においても,健康の促進が,学業への集中力アップ,高いパフォーマンスを生み,退学率減少に繋がると考えられる.本研究では,大学内を丸ごと網羅して,多人数で継続可能なシステムをめざし,健康増進,学習のプラスサイクルづくりとなるシステム開発を行った.本研究の成績向上因子解明の成果は,多くの大学や高校にも波及できる要素があり,開発した健康促進システムの成果は,大学のみならず,企業における「健康経営」にも,応用可能な汎用性のある成果と考えられる.
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