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2022 年度 研究成果報告書

児童書に見る文化的スクリプトとその媒介者としての親:日中米の比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K03238
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10020:教育心理学関連
研究機関放送大学

研究代表者

向田 久美子  放送大学, 教養学部, 准教授 (70310448)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードスクリプト / 比較文化 / 物語スキーマ / 児童書 / 内容分析
研究成果の概要

日本と米国の代表的な絵本・児童書に関して図書館の推薦リストを元に入手した。日米比較を行うため、コーディング・スキーマを開発し、169冊の米国書、182冊の日本書における登場人物、経験と出来事、エンディングを中心に分析を行った。
分析の結果、米国の絵本・児童書にはハッピーエンドが多いほか、個に焦点を当てた作品が多いこと、日本の絵本・児童書にもハッピーエンドが多いものの、死や別れといった悲しいエンディングも見受けられること、年長の子ども向けの絵本・児童書になると、アメリカでは差別との闘いや多様性、日本では戦争や自己犠牲といった、より深刻なテーマが現れてくることが明らかにされた。

自由記述の分野

発達心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本と米国の児童書の内容分析を通して、物語スキーマの共通性と差異を見出すことができた。児童書は子どもを社会化・文化化する機能をもっていると考えられることから、これらの知見は日米の子どもの語り(スクリプト)の違いを理解する上で重要な知見になると思われる。

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公開日: 2024-01-30  

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