研究課題/領域番号 |
19K03329
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
坂井 誠 中京大学, 心理学部, 教授 (80274603)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | マインドフルネス / 回避行動 / うつ / 不安 / ランダム化比較試験 / 質問紙研究 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、マインドフルネスが回避行動を減少させることにより、うつや不安に対して効果を発現するかを検討することであった。研究1では、大学生を対象とした横断的な質問紙研究を行った。研究2では、コミュニティサンプルを対象としたオンライン調査による縦断的な質問紙研究を行った。研究3では、大学生を対象にオンラインでの動画配信によるランダム化比較試験による介入研究を行った。本研究の結果から、マインドフルネスがうつや不安を改善させる要因として回避行動が示唆された。
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自由記述の分野 |
臨床心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
マインドフルネスは診断横断的なアプローチであり、うつや不安をはじめとする様々な障害に有効性が示されている。これまでマインドフルネスの作用機序に関する研究は、主に注意制御や脱中心化といった認知的側面に焦点があてられてきた。しかし、第3世代の認知行動療法という観点からは、行動的側面からの研究も求められる。本研究では、横断的な質問紙研究、縦断的な質問紙研究、そして介入研究をもとに、マインドフルネスと回避行動に焦点を当てたという意味で、学術的、社会的な意義があった。
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