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2023 年度 研究成果報告書

格子・代数計算の応用を創出する離散点集合の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K03628
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分12040:応用数学および統計数学関連
研究機関九州大学

研究代表者

富安 亮子  九州大学, マス・フォア・インダストリ研究所, 教授 (30518824)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワードパッキング生成 / 点群生成 / マルコフ理論 / 数の幾何 / 応用代数 / 応用数学
研究成果の概要

近年に未解決問題として提示された黄金角の方法の一般曲面・一般次元への拡張に2020年に成功し、パッキング密度が2次元で0.7, 3次元で0.38程度の点群生成を行うことを可能にした。その後は様々な点群を生成するための、微分幾何の対角化計量・偏微分方程式系の解の存在と厳密解に関わる調査を実施し、点群生成のコードを実装した。また、数論・格子基底簡約理論の応用獲得を目指す研究として、3変数正定値2次形式のZ上表現、7角数の和による表現に関わる代数的・解析的整数論の研究を行った。格子基底簡約理論についても結晶学分野における応用開発を進める機会があった。

自由記述の分野

応用代数・数論、数理結晶学、アルゴリズム

研究成果の学術的意義や社会的意義

黄金角の方法が回転体表面の形成する魅力的なパターンは一般によく知られているが、我々の研究で、その重要な性質を保ったまま、一般曲面・一般次元にも同様の点群生成を行えることが示された。数論の応用になっており、一般層への宣伝、その具体的な応用開発は、これから行う予定である。3変数正定値2次形式、7角数に関わる整数論の研究については、応用で言及されることは少ないが、粉末回折と密接な関係がある。格子基底簡約理論の方は、ab-initio indexingやその後処理の観測誤差下でのブラベー格子決定などの処理が結晶学分野の基盤として有用であることは、論文の引用数からも示されていると思われる。

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公開日: 2025-01-30  

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