研究課題/領域番号 |
19K03866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
南部 保貞 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (40212112)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 原始量子ゆらぎ / 量子古典転移 / 量子もつれ / エンタングルメント / entanglement partner / entanglement monogamy / インフレーション宇宙 |
研究成果の概要 |
S. Camalet 2007によって提案された着目系の内部量子もつれ」とその外部環境間との「外部量子もつれ」の強さに対するモノガミー不等式に着目し,この不等式が,着目系ABの純粋化によって用意された4体系ABCDに対して成立することを確かめた.そして,このモノガミー関係が部分系ABの分離可能性に対する十分条件を与えることを見出した.「外部量子もつれ」の大きさが大きくなるとそれに対して「内部量子もつれ」の大きさは減少し,ある臨界値でゼロとなる.これは部分系ABの情報量が外部系であるパートナーモードCDとの間で共有され,その共有情報量の大きさが宇宙膨張と共に増大することを意味する.
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自由記述の分野 |
重力理論と量子情報
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エンタングルメントパートナーとモノガミーの観点よりインフレーション宇宙における古典相関の生成過程の理解が可能となった.今後の発展としては,パートナー公式を用いることで得られるパートナーモードの空間プロファイルを用いて,情報量の共有が時間と共にどのように変化してゆくかを見ていく.そして情報量の共有拡散の観点より,インフレーション宇宙における古典化の理解をさらに深める.
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