ハワイ・ハレアカラに設置が予定されている1.8mの低散乱望遠鏡PLANETSを用いて太陽系の氷天体の活動現象の解明を推進することを目的に、低散乱かつ高コントラストを達成する上で要となる、補償光学を備えたコロナグラフの開発を行った。 我々の開発したT60用可視AOシステムは、140素子のMEMS可変型鏡とShack-Hartmann波面センサを用いた構成をとり、最大600Hzの閉ループ制御を実現した。ハレアカラ60cm望遠鏡に取り付けて補償光学試験観測を行い、590nmにおいて半値幅0.45"となる高空間分解能を達成することが確認された。
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